北朝鮮への宣戦布告? | 世界日報サポートセンター

北朝鮮への宣戦布告?

北朝鮮の「宣戦布告」を吟味する
憲法9条絡め経済制裁阻止の構え/制裁カード発動し得る態勢整えよ
元統幕議長 杉山 蕃
経済制裁論に対する武力威嚇


 国会が開幕したが、冒頭から、議論より意地の張り合いの様相で失望を禁じえないが、是非中身の濃い論議を戦わせて欲しいものである。今国会での注目点の一つに「拉致問題」への今後の対応がある。

 横田めぐみさんの「遺骨」として我が国に引き渡した骨が、DNA鑑定の結果、他人のものと判定されて以来、我が国の世論は、北朝鮮の態度に対し明確に怒りを爆発させている。当然のことであるが、これを契機に問題は一層深刻化していくと予想している。若干の所見を披露したい。

 まず、「経済制裁」問題である。拉致事件それも大量の無辜の日本市民を、国家組織として拉致したこと自体、常軌を脱した悪徳行為である。そして、罪の一部を認めたにもかかわらず、事後の処置を不誠実極まりない態度で応ずることに対し、被害者家族を筆頭に「経済制裁」という「実行動」をもって対応すべきとする声が高いのは、理解できるところであり、反対する立場にない。

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