「水曜どうでしょう」新作ライブビューイングを観る | 世日クラブじょーほー局

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(当日販売していたアクリルスタンド)

 

 7月2日に、全国200劇場を結び、5万人を動員して行われたこの企画。「どうでしょう」の新作を地上波のオンエア前に劇場で、一気に上映してしまおうというもの。なお、「どうでしょう軍団」が、いずこかの劇場に現れるという予告サプライズ付きだったが、これは地元札幌の劇場だった由。

 

 さて、その内容は…いまや押しも押されぬ人気俳優・タレントの大泉だが、「どうでしょう」のため、4日間というスケジュールを確保。これだけでも業界からは垂涎の的で、撮れ高次第ではディレクターの首が飛ぶ? しかしそこは「どうでしょう」。通常のテレビ界の常識では動かない。

 

 本編を今日はじめて観たという大泉いわく、「これホントにオンエアするの?」「もう飽きたでしょ?」「見どころほとんどなし」「ユーチューブ見ているよう」。藤村Dいわく「視聴率ダダ下がりは覚悟の上」。演者もディレクターも共犯者だ。実際、手垢にまみれた安直な企画だったが、そこは「どうでしょう」、一波乱が…。天候不順によってその遂行さえ阻まれる。刻一刻と貴重な時間がロスしていく中、「どうでしょう軍団」はこの危機をいかに脱し、番組を成り立たせることができるのかァ~。チャンチャン!

 

 藤村Dいわく、完全に玄人向けだというが、その通りで、素人はヤケドするというか、口あんぐりで、「これ何?」というカンジだろう。これこそ、まさに「どうでしょう」の「どうでしょう」たる所以なのだが、今年、ミスター(鈴井)は還暦、大泉は50歳ということで、往年のハチャメチャぶりに比べれば、パワー不足は否めなかった。番組の前枠(前振り)と後枠もその場(ライブ会場)で撮影し、編集を加えて、8月にHTBでオンエア予定だそう。劇場に来れなかった藩士もいつも通り、期待せず、気負わず、オンエアを待つがいい。

 

 当方が大泉洋を好きなのは、どんなに映画やドラマの主役を張ろうが、紅白の司会を3年連続でソツなく努めようが、チームナックスの公演は日本一予約が取れないと言われようが、「水どう」に帰ってくれば、「バカ、アホ」とけなされ、小僧扱いされても甘受しシュールな笑いに変えること。ここが大泉の原点であり、であればこそ、大泉は強い。たかだかここ数年の人気絶頂で堕落して、仕事を軽く見たり、人を見下すことにはなるまい。

 

 当日発表されたチームナックスのソロプロジェクトで、大泉は今年の年末、武道館でリサイタルだって…(-_-;)。藤村Dィ~!「どうでしょう」の威信にかけて、ちゃちゃ入れろっ!!

 

(キャスト)大泉洋、鈴井貴之

(ディレクター)藤村忠寿、嬉野雅道