探偵ナイトスクープ「~亡き夫と記念写真を撮りたい」に号泣 | 世日クラブじょーほー局

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 12月6日にオンエアされた、東京MX1の「探偵ナイトスクープ」で、福井県の林加奈子さん(28歳)の「結婚して半年 28歳で天国へ…亡き夫と記念写真を撮りたい」は圧巻だった。

 

 加奈子さんは夫の卓也さんと高校1年から付き合い始め、11年越しの恋を実らせて入籍。しかし、彼はその直後に骨肉腫を発症。弱り行く中で、結婚式を上げることもままならず、せめて記念写真をと準備していた2日前に亡くなってしまう。入籍から半年後のことだった(享年28歳)。(その後も加奈子さんは義父母の家で暮らす)

 

 それから1年たち、加奈子さんの義理の母(58)が「あんたたちの晴れ姿、見たかったなぁ」とポツリ。何とかその願いを叶えたいと、番組に依頼してきたのだった。でも亡くなってしまった人とどうやって写真を撮るのか? 実は義母は、顔も背格好も卓也さんによく似ていたので、卓也さん役をやってくれないかと加奈子さんが頼んでいたが、それはいくら何でもと断られていた。そこへ探偵のカンニング竹山が仲介に入って、結局、結婚式まで挙げることを承諾してもらったのだ。

 

 式当日、特殊メイクでほうれい線などを消すなどして、卓也さんそっくりとなったタキシード姿の義母と純白のウェディングドレスに身を包み、まばゆいばかりに美しい加奈子さん。それまで、不幸があったことなど微塵も感じさせない笑顔満開だった彼女が緊張の面持ち。先に待つ夫(義母)のもとへバージンロードを進む加奈子さんは神々しささえ漂わせる。誓いの言葉の後、それぞれ短く思いの丈を伝え合い、式は無事終了。一同号泣。最後に義母から加奈子さんへ感謝の言葉とともに、「まだ若いから自分の幸せをつかんで」の一言。たとえそういう時が来ても、彼女は必ずこの義父母に孝を尽くすだろうと確信した。

 

 司会(局長)の松本人志も涙を抑えるだけで精一杯だったが、劇場版「鬼滅の刃」を鼻ほじりながら観た当方もこの内容には心底参ってしまい、ひとしきりすすり泣いた。今の時代に、加奈子さんのような女性がいた奇跡とあるべき家族の姿を見させてもらった。