本日、永田町界隈を歩いておりましたら、首相官邸前(道路を挟んで、国会記者会館側歩道)が何やら騒がしいので、また性懲りもなく反原発のデモやってんのか?と思いきやよく見ると無数の緑の幟の間に、これまた無数の日の丸が見える。あれ、と思って近づき、参加者からチラシをもらうと、「頑張れ日本!全国行動委員会」による消費増税反対のデモでした。時間がなかったので、短い時間しかおれませんでしたが、マイクを握ったチャンネル桜の水島社長が、「民の竈」の仁徳天皇の故事を引きながら、「消費増税すれば、確実に自殺者が増えるだろう。これは単にカネだけの問題ではない。日本人の魂の問題であり、日本の国のあり方を問うものなのだ」と怒りを滲ませながら獅子吼しておられました。女性の参加者も多くみえました(この記事のタイトルは、この時辺りに響いた女性の叫び声です)。やはりこの問題を真剣に考えておいでの方が多数おられるのだなと感じ、敬服しました。
さて安倍首相は、当初から消費増税の判断材料としていた4~6月期のGDP改定値が、実質で前期比0・9%増、年率換算では3・8%増と同速報値から上方修正され、就中、設備投資が速報値のマイナスからプラスに転じたことや、2020オリンピックの東京招致が決定したことによる上げ潮ムード(アベノミクス第四の矢などと称される)の余勢を駆って、消費増税に突き進んでおいでにみえる。
しかし三橋貴明によれば、いまだ日本はデフレ状況である。http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11610575963.html
「来春の消費増税を決断した場合、景気の落ち込みに対処するための大規模補正などを同時に発表する考えを甘利明経済財政担当相が表明したが、デフレ脱却、財政健全化の趣旨からいえば本末転倒である。消費増税はデフレ脱却を果たし、日本経済が自律的成長過程に入ったことが明確になってから実施すべきである。
NHKの調査では予定通りの増税実施を求める声は3割にも満たない。先の有識者らによる点検会合とは真逆の結果である。しかも、日本の財政は増税実施を1年も待てないほどの危機的状況ではない。財政健全化を焦って、せっかくの脱デフレ化の動きを妨げるべきでない」 (9月11日付世界日報社説)
安倍首相!真の民の声を聞け!