世界日報姉妹紙セーゲーイルボ社説お前もか… | 世日クラブじょーほー局

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 サンデー世界日報9月4日号4面「姉妹紙を読む」欄に韓国紙セーゲーイルボの翻訳社説が掲載されている。しかし以下の記述には首をかしげるというか神経を疑う。

 いわく、「日本政治のジレンマは隣国家には心配事になる。国家内の疾患が深ければ、過度な右傾化に脱出口を求めた歴史的先例が多い。近来、独島、歴史教科書などで極右的指向を表出する日本の一部の情緒もそのような脈絡だ。さらに野田氏は靖国神社に合祀された第2次世界大戦のA級戦犯に対して、『戦争犯罪者ではない』と主張した前歴がある。心配になる点である。野田氏は大韓民国をはじめとする隣国家らが憂慮を減らすことができるように、明確な考えを明らかにしなければならないだろう」

 この前段に日本の財政問題を書き、自民党政権の野放図な国債発行や、民主党のばらまき政策で、財政悪化を招いたとして、野田新首相増税路線の期待を表明しているが、詳しくはここでは措くが、全く大きなお世話だし、表層的な理解しかしていない。日本は20年来の平成不況でもGDP世界第三位、対外純資産は世界一ですよ。

 しかし、この記事に限らず、韓国紙は野田新政権を「保守」だとか「右翼」などと書きたててるようだが、冗談だろう。菅前内閣が極左色が強かっただけにそう見えるのか知らないが、民主党内は日教組の輿石氏が幹事長に就き、内閣は左派がちりばめられ、なんの新味もない陣容。「A級戦犯が戦争犯罪者でない」とは一歩前進かもしれないが、結局肝心の靖国参拝はしていない。どこが保守か、いわんやどこが右翼だというのか。所詮、次期総選挙までの選挙管理内閣にすぎない。

 内政問題を外交問題に転化させ、自国民の目をそらすのは中韓の常套手段だ。反日が票になる否、反日でなければ許されない国情であり、しかも来年は大統領選挙の年。あとは推して知るべきだ。

 歴史教科書もA級戦犯も韓国に何か言われる筋合いなどない。日本は粛々と国際法、国内法に基づき対応してきている。ここに至るまでのわが国の先輩方の臥薪嘗胆は讃えられこそすれ非難されるいわれなど露もない。何よりこれは明らかな内政干渉だ。

 竹島が韓国領土だとの主張が正しいと確信するならば、李承晩ラインなど一方的に設定し、間隙を縫うように略奪せずとも、国際司法裁判所に仰ぐ紳士的対応も出来よう。日本は今もそれを求めていると思うが、先方が拒否している。まさしく不法占拠であるが、この間の日本外交の弱腰ぶりも敵に塩を送るもので、常態化を招来した。

 5月には、韓国国会議員が国後島を日本の抗議を無視して訪れ、逆に自民党議員が先月、韓国鬱陵島視察に行けばあろうことか空港で入国拒否し、ヒステリックに議員らの写真を焼いてみせるなど子どもじみたパフォーマンスを披露した。

 「極右的指向」とは恐れ入る。そっくりそのまま貴国にお返しする。他紙であればこの内容も「さもありなん」ですますが、姉妹紙にしてからがこの体たらくという現実をよく知る必要がある。