●これもひとつのしあわせポイントです
こんにちは。スピリチュアルカウンセラー仙花です。
どちらかと言うと、私は同じものを繰り返し何度も読んだり、観たりするタイプです。
この本は、読んだ回数を覚えていないほど何度も読みました。
名作中の名作ですよね。
特にキツネのくだりは大好きで、その描写の美しさにいつもうっとりします。
だけど、もし、あんたが、おれと仲よくしてくれたら、おれは、お日さまにあたったような気もちになって、暮らしてゆけるんだ。
足音だって、きょうまできいてきたのとは、ちがったのがきけるんだ。
ほかの足跡がするとおれは、穴の中にすっこんでしまう。
でも、あんたの足音がすると、おれは、音楽でもきいてる気もちになって、穴の外へはいだすだろうね。
そして王子さまが、故郷の星のバラを思って言う言葉。
あんたたち、ぼくのバラの花とは、まるっきりちがうよ。
それじゃ、ただ咲いてるだけじゃないか。
だあれも、あんたたちとは仲よくしなかったし、あんたたちのほうでも、だれとも仲よくしなかったんだからね。
ぼくがはじめて出くわした時分のキツネとおんなじさ。
あのキツネは、はじめ、十万ものキツネとおんなじだった。
だけど、いまじゃ、もう、ぼくの友達になってるんだから、この世に一ぴきしかいないキツネなんだよ。
大勢の中から誰かが大切なひとりになっていく。
サン=テクジュペリの親友への思いが伝わってきます。
普遍的なものはいつも心に響きます。
仲よくしたい相手がいるって、しあわせなことですよね。
この本を読むたびに心に刻まれます。
あなたが愛とともにありますように。