歴史オタクになりかけの小学生が中学生になったらあなたはどうなると思いますか。

 

中学になると、歴史の授業が始まるんですね。

そう、ようやく社会好きの人間、歴史好きの人間が日の目を見ることができる時代が来るんです。雌伏●年という感じです。

 

この中1の時の担任が、社会科の先生でした。この先生、私にとってはとてもいい先生でした。私が在学中に、卒業する中3生の一部から『お礼参り』をされたこともある先生だったんですが、いい先生でした。仮にN先生とします。

 

このN先生ですが、今でも覚えているのが授業参観の折のこと。

よりによって授業参観なのに、生徒が答えるのが難しい問題を出しました。

あなたは世界4大文明って覚えてますか?

エジプト文明 メソポタミア文明 インダス文明 黄河文明 です。ああ、懐かしい!

で、N先生の問題はエジプトにちなんだものでした。

「ナイル川は、治水対策が特殊でした。完全な堤防を築いていたわけではなく、意図的に堤防に切れ目を入れた地区を毎年作っていたのだけど、なぜだと思う」というものでした。

読んでいるあなたはわかりますか?

その理由は、意図的に洪水を起こすことで、その地区以外に洪水を起こすことを防いだ。しかも、その土地には土砂がたまるので、あとで(水が引いた後で堤を築いて)畑として利用することができる。という回答が正解です。

これ、私が何番目かに当てられて答えた内容です。これが、正解でした。自信になりましたね。

以後、社会科特に歴史だけは負けないと思って、勉強したんです。

でも、こうした質問をするような先生だったので、今から考えるとただ覚えさせるような授業ではなく、考えさせる内容の授業をしてくれてたんですね。ありがたかったなー。

 

それが私の土壌になっていったんですね。そして、戦をしようとする阿保・・・ではなく情熱家を生み出したんですね。

何と罪作りな……ではなく、何と素敵な授業だったんでしょうか。

 

本当に人との出会いには気を付けて……ではなく、人との出会いって大切だなと思います。

N先生には感謝しています!

 

次回は手が付けられない高校時代について書きます。

つまらん男の半生が続きますが、まあ「戦」にかける理由や想いが少しでもわかって頂ければと思ってますんで、しばしお付き合いを!