丹羽長秀の墓・丹羽長正の墓

戦国武将の墓シリーズ

丹羽長秀の墓・丹羽長正の墓 総光寺
（福井県福井市）

丹羽長秀

※柴田勝家と並ぶ織田家の最有力武将で、信長の養女を妻としています。
仮名（けみょう）は五郎左衛門。
信長の信頼厚く、安土城普請の総奉行も務めています。
その際、信長は居城の岐阜を早々に子の信忠に与え、安土城完成までは城普請中の長秀の屋敷に住んだといいますから、よほど信頼していたのでしょう。
九州の名族の姓・惟住（これずみ）を信長より与えられてます。
やがては九州統治を許されたかもしれませんね。
ちなみに長秀とともに明智光秀も九州の名族・惟任（これとう）の姓を与えられています。
本能寺の変の際は、四国攻めのために信長の三男・信孝の副将として大阪に兵を進めていました。
賤ヶ岳の戦いの後は、自領の若狭の他に柴田勝家領であった越前や加賀を加え123万石を領しました。
1585年死去。
病死とも自刃ともいわれています。

丹羽長正

長秀の二男です。
長秀の死後は兄・長重とともに豊臣秀吉に仕え、藤枝五万石を領しました。
関ヶ原の戦いでは兄・長重とともに西軍に属し前田家と対立。
戦後領地は没収され、以降豊臣秀頼に仕えます。
ただし、大阪の陣には参戦していません。
1620年、福井にて死去。

総光寺。
墓はこの裏手にあります。

丹羽長正と丹羽長秀の墓。
墓は長秀の嫡男・長重が建てました。

左が丹羽長正、右が丹羽長秀。

丹羽長秀の墓。

丹羽長正の墓。

※文中の柴田勝家の墓はこちら。

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