一人で解決したかったけど、いくら考えてもなんだかぴったり来なくて悩んだ末、結局行動を起こせなかったり、人にお願いもできなかったりした経験は誰でもあると思います。その、悩んでいた時の私の感情(思い)に注目してみましょう。

 

それくらいのこともできないのと思われちゃったらどうしよう

断れちゃったらどうしよう

私、言い方(やり方)間違えて怒られちゃったらどうしよう

 などなど・・・

 

このような悩みは、どこからきているのでしょうか。

実はこれは、相手がどのような反応を見せるかが分からないことからきます。そしてこれは、「わからないこと」がもたらす「怖さ」につながります。似たような経験をしていて、実際に怒られたり嫌な顔をされたことがあるとしたら、その「怖さ」はもっと大きくなっていくでしょう。

世の中には様々な人がいるから、私はすごく緊張してしまうようなことでも周りの人は大したことないと思っていることだったりするかもしれません。だから私は緊張しすぎてドキドキして冷や汗が出てきそうになっても、それを理解してくれない場合もあると思います。このようなことは誰でも経験したことがあるでしょうけど、問題は、このようなことが「繰り返して起こる」場合です。その緊張感のせいで前回話していた「私の悩み」はどんどん多くなっていきます。そうなるとまた私が行動を起こすまでかかる時間が長くなってしまうから間に合わなくなることもあるし、周りの人が先に動いたり手伝ってくれたりすることもあります。誰かが手伝ってくれてうまくいったらひとまずは「よかった」となるかもしれません(それはそれでまた問題となりえますが、話がそれてしまうためそれについての話は今度にします。)。でも手伝ってくれた人への「申し訳なさ」は残るため、これまた私へのプラスな結果にはなりません。

このようなことが次から次へと起こってしまうと、次第に他人の反応は読みにくくなり、それはより大きな「怖さ」につながってしまいます。