上は、ウスベニアオイの花。花器はそろり。

 香合は、百花繚乱(ひゃつかりょうらん)



 🎼 緑のそよ風 いい日だね

   ちょうちょがひらひら 豆の花 音譜


と、思わず、口ずさみたくなるような

風かとても気持ちの良い一日でした☺


 ところで、この歌の中に出てくる

豆の花は、一体、何でしょう?


 豆といえば、

 小豆、いんげん豆、緑豆、大豆、そら豆

 エンドウ豆、ヒヨコ豆、落花生等

たくさんありますね。


 どんな花ご咲くのか調べてみたら…

どの花も、とても可愛らしく素敵な花でした♥

 
 わたしの私のイメージては、エンドウ豆。


 まるで、スイートピーのような

愛らしい花なので、

この歌にぴったりの気がするのです。


 エンドウ豆の花も、スイートピーの花も

同じ豆科の花なので、似ているのですね✨




 今日は、長板、「諸飾り(もろかざり)」の

お稽古をしました♥


 ところで、上の建水(けんすい)なのですが、

短歌が3首、書いてあるのです。





 天の原 ふりさけ見れば 春日なる

  三笠の山に 出でし月かも 
             
              阿倍仲麻呂





 田子の浦ゆ うち出でて見れば 白妙の

 富士の高嶺に雪は降りつつ 
             
             山部赤人

 ところて、この歌の冒頭の

「田子の浦ゆ」ですが、私が習った時代は、

「ゆ」だってのてすが、

今は、「に」なのだそうです。


 つまり、「田子の浦に」と覚えるそうです!

まあ、その方が自然な気がしますが、、、

いつから、変わったのでしょうね?



 

そして、これが問題の短歌なのです。


 上の二つの短歌は、百人一首に出てくる

とても、有名な短歌たってのて、

すぐに解明できたのですが、

これがわからない!


 今日、お稽古に来た生徒さん2人と、

色々、調べました!


 「志きし方?」かよくわからず、

困ったなと思っていたのですが、

最後の「山ざくら?」というヒントから、

ついに見つけました!


 敷島の 大和心を人問はば

 朝日に匂ふ  山桜花 

            本居宣長

 「志きし方」ではなく、

「志きし万」だったのですね!

 
 百人一首だとばかり、思っていたので、

なかなか見つかりませんでした!


 ちなみに「敷島」とは、大和、つまり日本の

異称なのだそうです。

 
「本居宣長」といえば、

「古事記伝(こじきでん)」で

有名な国学者ですね♥


 「敷島の」は大和心にかかる枕詞、

「匂う」は現在では「香りが匂う」という意味

で使いますが、

 当時は「花が美しく咲いている、映えている」

という意味で使っているそうです。 


 また「大和心」は

「漢心(からごころ)」(中国かぶれの心)に対する

「日本人としての昔ながらの柔軟な知恵」と

いう意味だそうです。 


  すなわち

「大和心とはなにかと、尋ねられたら、

朝日に照り輝く山桜の花であると答えよう。

 日本人である私の心とは

朝日に照り輝く山桜の花の美しさを知る、

その麗しさに感動する、そのような心です。」


  宣長の山桜に対する思い入れは人一倍で、

自分が死んだら山桜の木を一本植えて、

 そこに遺体を埋めてくれと遺言を

残したそうです。


 この三首の短歌は、

日本の名所や情景や心の拠り所となる

「三笠山の月、富士の雪、日本の山桜」

を詠んでいたのですね!


 建水から色々学ばせてもらいました!


 生徒さんも、解明できて、スッキリして、

家路に着かれました✨





 今日は、

原田の「ラスク」で一服しました♥


 とつても、美味しかったです✨

 茶碗は、馬盥形 葦の色絵茶碗。



 明日も、天気が良さそうですね♥

 花や野菜の水やり、頑張ります✨


  皆様も、お元気で!!