(花は蝦夷錦椿 花器は備前焼掛け花入れ)


 東日本大震災から今年で13年となります。

 13年とは、被災当時 誕生した子どもが13歳、

つまり、中学1年生になるる年月の流れです。


 実は、私の初孫がその、中学1年生です。

生後、5ヶ月であった孫の成長の年月が

まさに、その時の流れとなります。


 また、私の長男の誕生日でもあります。

東日本大震災後、3年位は誕生日であることを

すっかり、頭から抜けていました。


 それだけ、あまりにも、

ショックが大きかったのです。


 生涯、忘れられない、

又、忘れてはいけない災害なのだと思います。


 今、ブログを、書いている時刻は、

2時40分です。

 あと、6分後にあの悪夢のような地震が

起きたのですね。


 死者1万5,859人,行方不明者3,021人
(平成24年5月30日警察庁発表)

という未曾有の犠牲者を出しました。


 能登半島地震の犠牲になられた方々とともに

東日本大震災での犠牲者の皆様の御冥福を

心よりお祈り申し上げ、黙祷を捧げます。


 今、15時6分、地震がありました。

最近、千葉県で、地震が続いています。


 いつ、災害に、見舞われるかわからない

この日本に、生まれ、育った私です。

 後悔のない日々を送っていきたいなと、

強く思いました。




 今日の掛け軸は、「花知鳥待花」です。


 読み方は、

「はなをしるとりは はなをまつ」です。


 意味は、

「花は、厳しい冬の寒さを越えて、春に咲く。

 それを知っている鳥たちもまた、

 長い冬をじっと耐えて

 春の訪れを静かに待つ。」


 自然の働きの中で、

互いを知り、互いを認めあっている感じさせる

禅語ですね。

 
「お互いに認めあいそれぞれの役割を果たす」

ということは、色々な場面でも、

当てはまることがありそうです。


 茶席での「亭主と客」の関係にも、

当てはまるかもしれませんね。


 これからも、「和敬」の心を持って、

茶道を楽しんでいきたいなと思いました。




 上の写真は、

長板、諸飾り、薄茶のお稽古を

しているところです。


 「座り火箸」で、

柄杓立てから、火箸を取り、長板の左側に

一寸(3cm程度)出して、置きます。


 次に、蓋置を定位置に置き、

挨拶をし、始めます。


 いつものように、お茶碗、薄茶器を

膝前に置き、袱紗捌き後、

薄茶器、茶杓を清めます。


 茶筅を薄茶器の右に置き、

茶碗を少し、手前に下げます。
 

 次に、柄杓を取り、釜の蓋を取ります。

茶筅通しをして、

茶杓で抹茶を茶碗に入れます。
 

 水指の蓋を取りますが、

この「桜川水指」は、

「平水指」の゙扱いになるので、

蓋を水指の向こう側に立てかけます。


 桜川水指の蓋を開けると、

中から桜の花が出てきました✨


 今日のお点前のクライマックスです♥


 一気にテンションが上がり、

お点前が楽しくなりますね☺



 
 美味しい薄茶が、点てられました✨

今日は、「黒豆蒸し羊羹」で、一服しました。

とっても、美味しかったです♥

 
 茶碗は、桜と流水の色絵茶碗。