今日は、「建国記念の日」です。

 建国をしのび、

国を愛する心を養う日だそうです。


 三連休となり、

出かける人と多くいたことと思います。


 私は、今日一日、茶道のお稽古をし、

茶道を通して、日本文化の理解を深めました。


 皆さんは、どんな建国記念の日を

過ごされましたか?

 
 まだまだ、朝夕寒いですので、

ご自愛くださいませ。


 昨日は、

上杉謙信の「馬上杯」について書きました。


 今日の掛け軸は、「紅炉一点の雪」です。


 実は、この、掛け軸にまつわる、

有名な逸話があります!


 この語は、

有名な戦国時代の「武田信玄」と「上杉謙信」

との戦いの中で、2人の問答で

出てきた語なのだそうです。


 川中島の戦いとは別ですが、

朝靄がまだ晴れていない間に、

「上杉謙信」が一騎で

武田軍の本陣へ攻め入り、

作戦を練っていた「信玄」一太刀を

浴びせようとした時の話なのだそうです。


 上杉謙信 


「如何(いか)なるか


 是(これ)剣刃上(けんにんじょう)の事」


 (刀で切り捨てられそうになり、何を思う)



と問い、刀を下ろしたそうです。



 すると、武田信玄が



    『紅炉一点の雪』



 (紅色になった炉に振り落ちる


 一点の雪のように、運命に任せて生き切る)



と答え、持っていた鉄扇で


謙信の刀を振り払ったそうです。



 これは、


「死を目の前にしても生きることに


 執着をしない、つまり、


 このような大事でも分別をせずに


 今を生き切り刀を受け止めた」



 ということなのだそうです。




 なんと迫力ある応答なのてしょう!




「紅々と燃えた炉に一片の雪が舞い、


 さっと消えてしまう」




 という、美しくも儚い情景とは、


また、一味違ったいきさつですね。





 今日は、


「かりんとう」で一服しました✨


止まらなくなる美味しさでした♥



 茶碗は、梅の花色絵茶碗。




 今日の花は、蝋梅、クリスマスローズ。