(椿山荘の大型水鉢)


 今日も、昨日と同様の猛暑日。

本当に暑い一日でした。


 前々から、計画していた

永青文庫の

「細川家の茶道具」ー千利休と細川三斎ー

の展示会に、行ってきました!


 細川三斎は、

利休七哲に数えられる茶人です。


 三斎の子孫である

細川護熙(もりひろ)元首相の先祖ですので、

あの細川家だと、頷かれている方も

多いのでしょうか。


 現在は

護熙氏のご子息護立(もりたつ)氏が

「永青文庫」の館長を務めています。



 細川三斎、

つまり、細川 忠興(ほそかわ ただおき) は、

戦国時代から江戸時代前期にかけての

武将・大名で、丹後国宮津城主を経て、

豊前国小倉藩初代藩主となり、

肥後細川家初代でもあります。


 その、三斎の茶道具が

永青文庫に、たくさん所蔵されていた

名品を一挙に、鑑賞することができました。


 私が気に入ったお道具は、

千利休作の茶杓 銘は「ゆがみ」です。

 縦にまっすぐ置いた場所から見ると、

確かに歪んでいて、面白いかったです。


 唐物尻膨れ茶入「利休尻ふくら」も、

我が家にある尻張茶入とは違い、

全体がふっくらした形が素晴らしかったです。


 でも、一番気に入った作品は、

護熙(もりひろ)氏作の

古松唐津茶碗「老松」です。


 形は、小ぶりで、

中が天目茶碗のような風合いで、

本当に素晴らしい!


 こんな茶道具で、

お茶を点ててみたいと思いました。




この後、隣接する備後細川庭園に行きました。

 上の写真は、

備後細川庭園の「くぐり門」です。

丸い形が茅の輪くぐりのようですね。


 細川家の事務所になっているそうです。

目白の都会に、こんな広い敷地があり、

素晴らしい庭園になっているのは、

全く贅沢なことだなと思いました。



この後、すぐ隣の「椿山荘」へ行きました。


 上の写真は、「東京雲海」と言って、

国内最大級の霧の庭園なのだそうです。

 まるで、雲の上の気分になりました。


 そして、庭園の中にあるの「うな菊」で、

うなぎのランチ。贅沢で、美味しかったです!


 上の写真は、「七福神」です。


 伊藤若冲下絵の「羅漢石」です。


 風鈴の音か涼しさを呼ぶ素適な道です。

 
 今日のミニツアーは、暑さの中でしたが、

見どころ満載でした。


 また、こんな心も舌も感性も満足させる

贅沢なミニツアーに行きたいと思いました!



 今日も、熱中夜になりそうです。

どうぞ、ご自愛くださいませ。