今日は、朝から気温が高くなりました。

 時々、雨が降り、かなり、蒸し暑く、

湿度が高い一日となりました。


 こんな日は、

「熱中症」になりやすいですので、

水分補給、換気に気をつけて

お過ごしくださいませ。



 今日の床の間には、

「ヒメヒオウギズイセン」を

曽呂利(そろり)の花器に入れてみました。


「ヒメヒオウギズイセン」は、

南アフリカ原産の多年草だそうです。


「ヒオウギズイセン」と「ヒメトウショウブ」

の交雑種で、1880年にフランスの育種家である

ヴィクトール・ルモワーヌによって

作出されたそうです。


 強健な性質と多様な環境に適応する力、

旺盛な繁殖力を持っている植物だそうです。


 世界に広く普及するに従い、

逸出したものが各地で

野生化するようになっているそうです。


 現在ではヨーロッパの他、南北アメリカ、

オーストラリア、ニュージーランドなどで

野生化しているそうです。


 特にニュージーランドでは

侵略的外来種の指定を受けているそうです。


 日本には明治中期(1890年頃)に導入され、

人家の周辺で野生化しているそうです。

 
 庭先に地植えすると、

どんどん増えていくので、

気をつけなければいけませんね。


 ヒメヒオウギズイセンの花期は

6月~8月だそうです。


 花の並びが、扇のように広がり、華やかで

美しい姿が素適ですね。


 繁殖を制御しながら、この花を

楽しんでいきたいと思います!



 木槿(むくげ)が

毎日、どんどん咲いています。

 
 時々、花びらが

虫に食べられてしまっています。


 花や葉につく虫を駆使するスプレーを頻繁に

まいているのですが、

葉が虫にとって、とても、美味しいようで、

虫食いの跡が見られます。


 花もその影響を受けてしまったようで、

残念ですが、虫も生きるためには

仕方ないことなのですね。


木槿、金水引、西洋藤袴、河原撫子、矢筈芒と

一緒に「三日月掛け花入れ」に

入れてみました。


 涼しげに見えるでしょうか?



 今日は、

「蛍」という上生菓子で、

「お濃茶」をいただきました。


 見た目がとても、美しく、

食べるのがもったいないくらいです。


 まるで、

夜、草むらに蛍が飛んでいるようですね!


 この菓子の下の部分は、軽羹のような食感、

上の部分は、羊羹の食感で、

2つの食感が相まって、本当に美味しいです。

 
 茶碗は、萩焼。

 仕覆は、長範錦(ちょうはんにしき)。

 お茶銘は、金輪。

 お詰めは、小山園。

 お濃茶は、本当にご馳走です。


 今日も、この一服で、心が整いました!


 ご馳走様でした!