今日は、朝から雨一日でした。


風が、心地よいと言うよりも、


肌寒く感じられました。



 梅雨の最中、寒気団の影響で、


思いの外、気温が下がる日のことを


「梅雨寒(つゆざむ)」と言うそうです。



 気温の差が激しいので、


体調を崩しやすくなります。


皆様、風邪をひかないようにして下さいませ。





 今日は、炭点前をしました。


上の写真は、炭斗(すみとり)を持って


風炉釜の隣に置いた所です。



 袱紗捌き(ふくささばき)をし、


釜の蓋を閉めました。



 釜に鐶(かん)を掛け、釜敷きを出し、

釜を移動します。




 鐶(かん)を取り、釜の右側に置きます。


このあと、羽で、風炉を清めて、


下火を直し、炭を注いでいきます。



 香を炊き、拝見に出します。


上の写真は、


拝見後、香合が戻ってきた所です。



 香合は、「蒟醤(きんま)」です。




「蒟醤(きんま)」とは、


漆加飾技法の一種で、


金間、金磨、金馬とも書くそうです。



 タイのチェンマイ地方、ラオス、


ミャンマー(ビルマ)で産し、


中国に伝わって填漆(てんしつ)とよばれ、


日本では茶人が香合(こうごう)、


食籠(じきろう)に転用し愛好したそうです。



 とても、細かく、繊細な、図柄が


とても、素適だなと思います。



 今日は、


「紫陽花」の練りきり菓子で一服しました。



 キラキラととても美しい紫陽花の菓子で、


中は求肥(ぎゅうひ)になっています。



 よく冷やしておいたので、口当たりもよく、


とても、美味しかったです。



 茶碗は、お題「空」茶碗。



 今日の花は、


 日々草、虎の尾、西洋藤袴、河原撫子、


 ネジバナ、水引、縞葦、千日紅。