秋も徐々に深まりましたね。

秋の七草と言えば、

 萩(はぎ)
 葛(くず)
 尾花(おばな)  ※ススキのこと
 藤袴(ふじばかま)
 桔梗(ききょう)
 撫子(なでしこ)
 女郎花(おみなえし)

ですね。覚え方は色々あるようですが、

私が言いやすい順番でならべてみました。


 実は、「女郎花」は、

茶花の「禁花」と言われています。


 「禁花」とは、

 1  香りの強い花

 2  とげや毒のある花

 3  名前が良くない花


 この中で、「女郎花(おみなえし)」は、

3の名前が「名前がよくない花」に当たります。

 つまり、

「女郎」の意味が良くないとされています。


 しかし、本来、「女郎(おみな)」とは、

どう意味か、調べてみると、

「美しい女性」を指す言葉だったのです。


 「万葉集」では「おみな」をあてる漢字は、

「女郎」の他に

「佳人」「美人」「娘子」「娘」「姫」

が使われています。

 
 平安時代は、「女郎」は、

「高貴な女性」を指していました。


 それが、江戸時代になると、

「遊女」の意味になりました。

 
全くもって、「女郎花」にとっては、

不名誉なことですね!


 しかし、名前が良くないので、

「茶花」にふさわしくないと言う割には、

「茶花」で使われているのを

見たことがあります。


 秋の七草に数えられる程、

親しみのある花だからなのでしょう。





 庭の酔芙蓉の花が花びらを

大きく出る広げたまま、 

赤く染まりながら、咲いていました。


 真夏ですと、花が赤くなるのは夕方で

花びらはしぼみかけていたのですが、

 今日は、夕方になっても、花びらが、

まるで、牡丹のように開いていました。


 花は、本当にいいですね。

花が咲くと心が踊り、

生けるとそれを見るたびに、癒やされます。


 明日も、素適な花が咲いてくれますように!


 朝夕、涼しくなりました。

風邪など引かないよう、

気をつけてお過ごしくださいませ。