今日は、「火入れ(ひいれ)」の稽古をしました。
茶道における「火入れ」とは、
煙草盆(たばこぼん)の中に組み込み、
煙草につける火種を入れておく器のことです。
「火入れ」は中に灰を入れ、
火をおこした切炭を中央に埋めて、
喫煙の際の火種とします。
私の親先生は、
「朝起きたら、すぐに火入れの稽古をしなさい」
と指導されたそうです。
私の姉弟子である90歳になる大先輩は、
火入れの稽古を毎朝、続けたそうです。
その大先輩の「火入れ」を見た時、
灰の筋がとても綺麗に整っていたので、
流石だなと感心したことを覚えています。
毎日の稽古の賜物ですね。
私も大先輩を見習って頑張りたいと思います。
上の火入れは、七宝つなぎ紋。
今日は、お濃茶を二人前点てて、
ゆっくりいただきました。
茶碗は、井戸茶碗。
出袱紗は、而妙斎好 蜀巴織 「松寿に宝」。
菓子は津弥栗、源吉兆庵。