「夏も近づく 八十八夜 🎵」


 今日は「八十八夜」です。


「立春」から数えて八十八日目になります。


 この頃から、霜がおりなくなるので、


稲の種まきや茶摘みの目安とされていたそうです。


  お茶の葉は、


 寒い冬の時期にゆっくりと養分を蓄え、


 春になると少しずつ、めを出し始めます。


  このため、いち早く芽吹いた茶葉を      


 収穫してつくった新茶(一番茶)は、


 その後に摘まれる茶葉よりも


 栄養価や旨味の成分が多く含まれています。


  昔の人は、それを知っており、

 

「新茶を飲むと病気にならない」


「八十八夜に摘まれたお茶を飲むと長生きできる」


と言い伝えられています。


お茶は薬として、中国から伝来したことを考えると頷けますね。



  その一番茶の中でも、


 一番上質なお茶の葉を甜茶にして、


 茶壺で寝かせ、


 口切りのときに、石臼でひいたものが


 抹茶になります。


 美味しい筈です。


 今日も美味しい一服をいただきましょう‼️



 今日から、風炉のお稽古スタート!


 四方棚。杵形宝尽くし水指。


 螺鈿蒔絵棗(らでんまきえなつめ)。


 藤の花色絵茶碗。