先月の下旬に、ダカールの水産局(私の配属先である州水産局の上の機関)で
働いているJICAの専門家の方が、ゲンダールの視察にいらっしゃいました。
目的は、去年7月末に終了したゲンダールのJICA技術協力プロジェクト
「サンルイ零細漁村女性と子供の地位向上計画プロジェクト」の、その後の状況を確認するため。
このプロジェクトが終了するときに、組合活動が、継続的かつ公平性を保ったものであるように、
「Comité de Suivi(運営調査委員会)」が組織されました。委員会のメンバーは、
・サンルイ市
・サンルイ開発公社
・サンルイ州水産局事務所
・ゲンダール地区評議会
・水産加工女性組合
本来であれば、月に一度、彼らが会合を開き、加工女性たちの活動に対して
会計の確認をしたり、助言をしたりするのだけど・・・
まーよくあることだそうですが、
プロジェクトが終了してから、この委員会、一度も開催されてませんでしたー。
プロジェクト終了後の活動のフォローをするのも私の仕事のひとつなので、
関係者の周りをちょこまか動き回って、
「委員会やらないの?あの件どうなった?私手伝うよ?おーいおーい」って、
つついてはいました。
ただ、私はこの委員会のメンバーではないのと、関係者は常に忙しい!
ので、強く言えない私・・・(/TДT)/
終わったプロジェクトの事に時間を割く前に、現在進行中の数多くのプロジェクトに関わっているので
なかなか彼らは動かない。
が、上層機関のJICA専門家が視察に来るとあってか、
私のボスの局長が、ようやく重い腰を上げました。
祝・運営調査委員会第1回開催 ひゅーひゅー
委員会では、JICA専門家の方から、運営調査委員会の果たすべき役割の再確認の話があって、
そのあと加工女性組合から、現在の活動の内容と状況の説明。
あと、今後に向けて具体的な話になったのは、改良かまどの分配・設置について。
女性たちの為に供与された改良かまどが150基あるのだけど、
これがまだ正式に分配されてなくて、活用が始まってません。
これじゃ、ただただ使われないまま、潮風を浴び続け、劣化だけが進んじゃうよ~ということで、
これをどうにかすることになりました。
どう話を進めていくかを決めるために、まず来週月曜日、
局長&組合長&地区評議会長&私の4人で話し合いをすることになりました。
何ヶ月もずーっとこの機会を待っていたので、
ようやく物事が進みそうになってきてすごくうれしいー。
でも、話し合いをすれば、必ずもめごとの一つや二つが勃発するのが彼女たち。
うまいこと、話がまとまれば良いなーーー。