三回戦が終わって10分間の休憩の間に三人は集まっていた。
「篤俊、貴史…どうだ?」
恐る恐る訊ねる凌に、
「いっちゃん…俺…俺…」
篤俊は涙目だ。
「ま、まさか…まっちゃん…」
貴史が心配そうにした後、
「決勝の5人に残ったよー♪」
笑顔を露にした篤俊。
「おー、やったー!僕も残れたよ!」
貴史も一緒になって喜んだ。
「あ…」
何か言いたそうな凌を見て篤俊が訊ねた。
「いっちゃん、どうした?」
「俺…負けたわ」
「へ?」
思わず声が裏返る貴史。
「なーんてな。勝ち残ったに決まってるだろ?」
無邪気な笑顔を見せた凌に篤俊と貴史は胸を撫で下ろした。
「心臓に悪いぜ…まったく」
「悪い悪い…お前がまた冗談言うと思って乗ってみたんだ」
「びっくりした~…いっちゃんがまさか負けるとは思えなかったもん」
そんな冗談の最中に校長からのアナウンスが流れた。
六ブロックで残った計30人は同じクラスになることが決定した。
特別クラスに入ったのである。
三人は同じクラスになった事に喜んだ…だが、優勝賞品のカードの方が気になっていた。
まだ蒼嵐艦隊までしか発売されていない。
どんなカードが貰えるのか…と。
決勝の対戦は各ブロックで二戦ずつ同時に行われる。
その様子をまずは凌から見ていこう。
続く