奇跡的に残った一本松7月8日、未だ東日本大震災の爪痕が生々しく残る気仙沼へ訪れた。津波は、建物も人も何もかも飲み込んだ。震災からすでに8年が経過したというのに、あちらこちらでかさ上げ工事が続行中。気仙沼大島大橋今年4月に完成したばかりの新品ピカピカの橋。橋ができたこたにより離島大島へ渡る定期船は廃便。一面に広がる、このアジサイ畑は個人所有の山である。2ヘクタールの広大な土地を、地主の藤田さん(現在80歳)が19年かけて切り開き、その後、なんと藤田さん一人で12年間かけてアジサイを一本一本植えていった。植えも植えたり、その数1万株!藤田さんのご厚意により無料開放されている。龍の松東日本大地震により、多くの松は津波に流されたが、岬先端部のこの一本松だけが奇跡的に残った。その姿が津波に立ち向かう龍ように見えることから、いつしか龍の松と云われるようになった。