台北市濟南路二段27號の日本家屋群「齊東詩舍」。
1920年代~1945年、総督府官舎として使われていた。
戦後は台湾銀行の財産となり、国民政府官舎として使われる。
2004年、文化局より歴史的価値がある重要木造日本家屋に指定される。
台湾北部特有の多湿の気候により木造の日本家屋は傷みやすいので、常に修理が必要。
日本でも木造建築を70~80年保存させることは容易ではない。
何度も書くが、常軌を逸したお隣の反日国とは違い、日本家屋を後世大切に保存する台湾に感謝。
孫 運璿(そん•うんしゅえん)
台湾電力総経理、交通部長、経済部長、行政院長を歴任した政治家(2006年92歳で逝去)
孫は、なんと長きも長き26年間、この官舎に居住していた。
台湾電力時代の孫は、戦中米軍の空襲により大打撃を受けた当電力の復旧に努めた。
その際、協力にあたったのが、戦後も台湾に慰留した旧台湾電力の日本人技術者たちである。