以前、当ブログで、JT日本たばこ産業が台南市にタバコ工場建設計画を進めていることについて書いたが、
反対する住民側は、ついに意を決し、日本の嫌煙団体の協力も得て、今月12日、代表者が訪日し、外務省と財務相に工場建設中止を求め抗議の意を伝えた。
JTは、日本国内でのタバコ消費量落ち込みに伴い、国内の工場を次々と閉鎖し、人員整理しているなか、その損失分を都合よろしく国外で埋め合わせしようということか。
そもそもタバコは"百害あって一利なし„
愛煙家の中には「吸う者の自由だべ、硬いこと言いなさんな」という人がいるが、冗談ではない。
吸っている本人だけではなく、受動喫煙により他人の健康まで脅かす厄介な存在なのだ。
JTも、身体に甚だしく有害だとわかっていながら売り続けるのだから、国民の健康など構っておられず、意に介さないスタンスだ。
CMでは、あの手この手を使ってクリーンなイメージを打ち出すことに躍起だが、タバコにクリーンもへったくれもないだろう。
JTは、分煙化に力を入れているが、たとえ分煙しても、やはり煙は漏れてくる。タバコ臭が漂う中で食事はしたくない。まずくなる。
わたくしは、スタバを好んで利用する。理由は全面禁煙だからである。もちろん、うまいコーヒーもお気に入りだが。
コーヒーたった1杯だってタバコ臭の中で飲みたくはない!
本題に戻るが、翻って台南は、有害物製造の下請けではない。
歴史的建造物が多く、美しい古都台南に、タバコ工場は要らぬ、相応しくない。
今回ばかりは声を上げた住民。いくら親日の国柄土地柄であっても、タバコ工場建設は断固NOだ。
台南は、これからもJTに対し、強くNOを突きつけてほしい。