創業が日本統治時代の1932年と台湾で最も歴史が古い百貨店「林百貨」。



現地でも日本語読みどおり「はやし」と言っている。



なお、社名は、日本人創業者の林方一の名から取ったもの。






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太平洋戦争中、百貨店周囲の市街地は、米軍の空爆により街は破壊され、百貨店も屋上、外壁など一部損傷し、その影響を受け、1945年廃業した。




戦後は国民政府が接収し補修され、台湾製塩工場事務所及び、警察隊派出所として使われた。



その後、警察は組織改変より撤去し、残った製塩工場事務所も他へ移動した。



主「あるじ」が去った林百貨店は、台南市に所有権が帰属され、1998年には市定古跡の認定を受け、修理、修復が続けられた。



2013年修復完了、翌年2014年ついに百貨店として再オープンした。



再オープンに際し、80年の時を越え、日本から創業者林方一の次男家族が訪問を果たしている。





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階表示盤が昔のアナログっぽい雰囲気でオシャレだ。統治時代の開業当時、台南で唯一近代的エレベーターを備えた建物であった。





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統治時代当時のものや、その後国民政府が接収し、使われていたものを展示しているコーナー。







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「林(はやし)百貨」

台南市中西區忠義路二段63號













統治時代を正しく評価する台湾に感謝。



今台湾では、日本統治時代の建築物を、地方地方で、まるで競い合うかのように修理修復が行われ、できる限り良い保存状態を保とうと尽力している。



優れた美観と頑丈な当時の日本建築物に対する評価は高く、後世に残していくのが台湾の姿勢。



一方、お隣の反日国韓国は、日帝時代の負の遺産と称し、日本建築物をことごとく破壊。



京城の総督府破壊に至っては、統治時代を知る韓国人でさえも反対や疑問の声が上がったほどで、常軌を逸した狂気の破壊を繰り返している。



(そのくせ、戦後韓国内で建造されたものは、手抜き工事が多く、欠陥を露呈しているが)



おっと、今回も本題からちょっと脱線してしまった。