夏が来ると,ふと思い出すことがある。




 かつて台湾留学中,夏休みを利用して日本へ一時帰国した際,役所へ所要の手続きをしに行ったら,




 なんと,わたくしの住所履歴が「中国(台湾省)」と表記されているのを知り,




 怒り心頭(心は冷静だった)になったわたくしは,担当者を呼び出し,歴史的経緯や現状をこんこんと説明,即「中国」を削除させた。 





 Taiwan is Taiwan 


 Taiwan is not China 




 





迅速に対応していただき,即断して「中国」を削除した当時の担当者には今でも感謝している。 




 しかしながら,自治体により対応はまちまちで,未だ旧態依然のまま「中国」を表記している役所がある。




 これは役所側が意図してそうしているのではなく,悪しき昔からの事務処理慣例がそのまま残っており,それを改めることなく現在に至っているのだと思う。




 地方行政が世界史,世界情勢について学習するわけでもないので,職員個々の意識に委ねられており,残念ながら意識の低い役所は,まずもって改めることはないだろう。 



 この件について全国足並み揃えるには、尚時間を要する。









 世界一の親日国、そして先の大震災では史上最大の支援の手を差し伸べてくれた台湾に対して、最大限の配慮をするのは当然でしょう。




 台湾の義に、日本は義をもってお返ししたい。