台湾の義母からいただいた数珠。



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義母に「困難な状況に直面したら、数珠の一玉一玉を握りなさい」と言われ、渡された。



その時は、気にも留めず、軽く聞き流していた。



が、その数年後、実際この数珠を、数ヶ月間に渡り、握ることになる。




それは3.11東日本大震災の時である。



苦しい時の神頼みではないが、何か安心感を得たかったのは確かである。



あの時の義母の言葉を思い出し、祈る想いで一玉一玉をギュッと握っていた。









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こちらは、26歳で出家し、現在寺院で法師を務める義妹からいただいた木製の数珠。



当初、ザラザラだった玉の表面は、身に着けているうちに、こなれてきて、いわゆる根付の「なれ」のような味わいが出てきた。



以後、願わくば、数珠の玉を握ることがないよう、大震災だけは起きてほしくない。










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