お人好し過ぎて何でも引き受けてしまう→次第に、雑用や他の人の仕事まで押し付けられるようになる→「これは明らかにおかしいよな…」という不信感と不満でいっぱいだが、それを言うことが出来ず、仕事を辞めたくなる。
No と言えないあなたは、一度はこのような経験をして居るのでは無いでしょうか?
「ただの都合の良い人」にならない為に必要な事
それは「自己主張」です。
「私はこう思います」
「申し訳ありませんが、今はこちらに集中しているので、お引き受けできません」
「◯◯、という解釈でよろしいでしょうか?」
このように「私がどう感じているか」を相手に伝える事が自己主張です。
思い遣り、ボランティア精神で心から人助けをしているならまだしも、
「私なんかが断れないよなぁ…」
「本当はそんな余裕ないなんて言えない…」
「仕事が出来ない人って思われなくない」
という、他人からどう見られるかという視点で防衛的になり、物事を何でもかんでも引き受けてしまうと「この人は自己主張しない人」「他人に決めてもらう人」「自分の意志がない人」と、周囲から認識されるようになります。
すると、頼み事をする時のハードルも下がります。
「自分の意志が無い人」に仕事を頼む、押し付けるというのは、価値をそもそも感じていないということなのです。
少し例えが悪いですが、商品で例えると
「値引きされた商品なので買いやすい」という事になります。
「都合の良い人」にならない為には、「私はこう思います」「私はこういう人間ですよ」という自己主張をある程度はしていく必要があり、
何でもかんでも引き受ける訳では無いとなると、そこに「価値」が生まれます。
この人が引き受けてくれるということは価値がある事なんだ。
ありがたい。と、周囲からも認識されるようになります。
ただし、自己主張するにもバランスが大事です。
ただ攻撃的に、自己中心的な主張ばかりしていれば、頼み事をされないどころか孤立していく可能性の方が高まります。
自分を大切にしているかな?
他人を大切に出来ているかな?
と、常にバランスが偏っていないか、
偏っているなら真ん中に来る事を意識してみましょう。