夫婦相談の多くが、根本的な原因に気付かず、些細な喧嘩の繰り返し、表向きの和解をしては、また喧嘩を繰り返すということを何年も続けています。

 

中身を覗き込むと、相手方配偶者または双方が相手を否定したり、時には人格までも否定するような発言をして傷つけることがあります。

 

その心理は以下が深層で働いていることが多いです。

1.どうせまた否定しかしない
2.指摘が基本のなっているので、また指摘される
3.自分の価値基準で物事を捉え決めつけられる
4.この人と話すと嫌な感情になる

5.いつも我慢は自分ばかり(被害者意識)

 

この深層心理の上、些細な出来事がきっかけであったのにも関わらず、行きつく先は人格否定になるのです。

 

人格否定または、人格否定に近い喧嘩を繰り返すと、だいたいの方は2日以上、口を利かなかったり、最低限度の会話のみになります。

 

悪化しているケースでは、最低限度の会話(子供やスケジュールなど)以外は”話をしたくない” ”相手を見るだけでイライラする” という拒否反応が現れ、相手が何もしていなくても、ただ、そこにいるだけでも、”存在そのものを嫌い、否定するようになります” この自身の感情を冷静に、客観的に見てリセットできる方はまだいいのですが、リセットできずに、時間を経過させてしまい、やがて様々な妄想を始めます。

 

1.この人は変わらないだろう
2.この人に期待しても無駄だろう
3.この人に期待しても裏切られるだけだろう
4.この人となぜ、結婚したんだろう
5.この人からする私は何なんだろう
6.私からするこの人は何なんだろう
7.いつか夫婦二人だけの生活になったら今の苦痛が死ぬまで続くのだろうか

この7つの悲劇的思考から脱することが出来ないまま1年を超えると離婚に致る確率が高くなります。

夫婦相談は毎日あり、様々な夫婦間の問題を解決し元通り以上まで回復させています(修復率100%)が、離婚相談の場合は4割は離婚に至ります。


今からでも遅くないという夫婦であっても、”過去こんなことがあった” ”あの時はこんな思いをした” ”こんな人間とは一生一緒に居たくない” と、過去の出来事と過去の感情に縛られ、憎しみと共に離婚へ引き寄せられるのです。

そう、あの時の”配偶者の心無い言葉が突き刺さる”感覚を再感するように悲しみと怒りが将来を選択させてしまうのです。

 

現在、離婚を検討中の方、夫婦相談、夫婦カウンセリングを検討中の方、”過去”は変えられませんが、”現在”と”未来”は変えられます。

後悔のない選択は様々ですが、良心と素直さを持ち合わせ、冷静に問題と課題と向き合い、選択しましょう。

 

追記

あなたは一人ではない、必ずすべて解決する。