○ 3月下旬部屋の花(らん)

○ 3月下旬部屋の花(らん)

○ 3月下旬部屋の花(ベコニア)

 

 

【魂の内容と作用】 顕幽歌集の作家霊(吉田正一論文集より抜粋)

・人間の魂を「ことみたま」と「おもいみたま」に分類する。

人間の本体、即ち、「自我」そのものは、この肉体ではなくて魂である。魂が肉体の主人公であり、また支配者である。肉体は、その魂が地上の経験のために使用する機関、道具でしかない。

そしてその魂は「ことみたま」と「おもいみたま」から成り立っている。言い換えると人間は

「ことみたま」と「おもいみたま」が肉体に宿る事によって、この世、地上に生を享けること

になるのである。

受胎しても、すぐには、それに魂が宿らない。胎児はこの段階では母体の一部分として発育する。胎児が成長して、おおよそ四、五ヶ月頃、「ことみたま」がそれに宿る。この「ことみたま」は過去において幾度となく肉体に宿って、無数に集積してきた経験ないし習性と、その環境から受ける刺激のまにまに自動的、必然的な働きを始め肉体の姿形を作っていく。世代を隔ててよく似た体格、容貌のものの生まれ出ることのあるのは、こうしたわけによる場合がある。

そうなると、その胎児はもはや母体の一部分ではなく、それ自身の「ことみたま」の支配下におかれることになり、それ自身の生理活動を営むようになる。ただしそれはまだ、母の「おもいみたま」に依拠(いきょ:よりそって)しておる。

この胎児がさらに発育して、母体から離れて地上の生命体となるには、それ自身の「おもいみたま」が宿らなければならない。その「おもいみたま」は通常、産声と共に宿る。このような過程を経て「ことみたま」と「おもいみたま」とを併せ持つことによって始めて地上の人間としてその生活が始まるのである。

人間が死の転機に逢着すると魂は肉体から分離する。そして「ことみたま」は自我の本霊、即ち類魂中の中心霊、更に言い換えれば、祖神のもとに復帰するが、「おもいみたま」は、その時の性格のままで他界の生活に移り、その心境相応の境涯に居ることになる。他界において個性を持った生活を続けて、進化のみちを行くものは、この「おもいみたま」である。

・「ことみたま」と「おもいみたま」は、その性質と職域とを全く異にするのであるが、それが、表裏連動の働きをすることによって、地上における人間の生命的活動の営みが行われることになるのである。

「おもいみたま」は、知・情・意の座であって、それ等の心は「おもいみたま」から発動する。

それは、刺激に対して無選択な発動をする感情を含むと共に、目的・意図をもち、事物を判断

し、選択し、そして決意する。また、右にするか、左にするか、善を行うか、悪を行うかにつ

いての意思の自由を持ち、教養によって深く、広く、力強く、明るく、賢く導くことができる

のであって、ここに、人間がその行動に対する責任を負うべき根拠が見られるのである。この

ように、人間の人格を成すものはこの「おもいみたま」なのである。

「ことみたま」は刺激に対して無選択で、刺激のまにまに必然性をもった働きだけしか知らな

い。この感情の発動所は「おもいみたま」の内にあるのである。

「ことみたま」は肉体活動の原動力であって、肉体の生理面と運動面とを司る。細胞の新陳代謝、血液の循環、呼吸、消化、排せつ、内分泌等々の複雑精妙な生理機能の原動力であると同時に、「おもいみたま」の命令その他の刺激のまにまに行動に移し操作する。

2024/03/24松尾神社 仙台研究会 勉強会

 

魂(たましい)の内容と作用から

まさに”スピリチュアリズム”

いわゆる協会設立の理念が浮かび上がってくる。

心霊の学びは自分のための学び、

世のため人のための学び、

じっくりと深く思いをはせて学ぶべし。