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 ○ 年度末工事の真っ只中、仙台駅東口は来年春の駅リニュウアル開業を目指し、
   “ステーション ルネッサンス”と称し急ピッチで工事が進んでいる。、
   

  



            年 度 末


◇ 輻輳

 年度末の業務輻輳が始まった。

 業界全体は臨戦態勢に入り順延した工事の対応に追われる。

 僕の係わる仕事のひとつに新幹線各駅のホーム状況を東京で見るシステムがあり、

 春から始まり年内提供の予定は年度末へとずれ込んだ。

 複数駅を複数社が係わるため工程の調整が難航する。

 特に現場第一線を担う工事担当者の日程は埋まり尽くしている。

 目の前の仕事に追われ会議は当然二の次、

 歯抜けの工程会議は出席者の要望で終わり機能しない。

 当事者である工事担当不在の欠席裁判にはならない。

 個別折衝へ移行せざるを得なくなる。


◇ 実情

 ネックはJRでもメーカーでもない、いわゆる工事を切り盛りする施工会社にあり。

 その大変さは七年もの経験で痛いほどわかっている。

 発注側へは、平準化を提案してきたが実態は永久に改善されないだろう。

 年度末にしわ寄せが行かないように平準化して工事計画が一応出されている。

 結果的には後がない土壇場まで引っ張らざるを得ない多くの複雑な要因に、

 輻輳が輻輳を生む連鎖の構図が伺える。

 加えて予算消化の駆け込みも追い討ちをかける。

 一方社内では、波動を救済する助勤要請制度がある。

 時期同じくして足元に火がついている中では機能しない。

 年度末3月60日の波動をまともに受ける現場である。


◇ 因果

 工事を指揮する担当者の現場は土日夜昼が無くなる。

 それでも乗り切らなければならない。

 ここは“正念場”と肝を据え全身全霊をもって「たくましく」探る。

 この過酷な困難を乗り切った後に曇りなき“青天の霹靂”を見る。

 「したたか」な取り組みで後味の悪い達成感であってほしくない。

 “刹那(せつな)”なる精神が借り出された時の大事な選択と言えよう。


◇ 折衝

 日程調整の“ボールは投げられた”ボールは工事担当者のA君にあり。

 A君とは七年の中で三度ほどこのような年度末を経験してきた。

 合意への模索は時間をかけ“ていねい”にキャッチボール(メール)を進める。


◇ ほっ

 最後のメール、

 ( ありがとうございます。何とかしたいと思います。 )

 こちらのご無理なお願いに対して、このメールをいただいた。

 A君には当方のお願いに乗れない理由はいくらでもあった。

 “こころ”の入りいる隙が狭くなり行く世の中に、

 彼のたくましく成長してきた“こころ”がうれしい。


◇ 世情

 殺伐とした世の中を見る。

 言論、報道の自由と言えど相手を困らせる行為はあってはいけない。

 自由には責任を伴う。いわゆる「自由と規律」がある。

 それ無くして「目には目、歯には歯」の悲惨な魔の連鎖へつながる。


 この美しい地球は「心霊研究」なる“こころ”の浸透を欲している。