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 ○ 幣立神宮の由緒
 
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 ○ 参道の階段から望む幣立神宮
 
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 ○ 幣立神宮のご神木
 
 
 
 
          九州紀行“高千穂編 二”
 
高千穂を望みゆっくりとくつろぎ、朝風呂は静かなる“禊”の場と化す。
僕には食べきれない朝の料理、されど屈託のない談笑と一杯のビールが、
食を進める。
 
「入船」の心地よさを、そしてその心がけを引き続き若女将に告げて発つ。
9時、秋晴れのすがすがしい朝の玄関にタクシーが待っていた。
 
 小池先生より高千穂に行くなら「幣立神社(神宮)」にぜひ参拝しなさい。
との進言があり、急遽ドライバーさんにお願いして廻ってもらった。
 
幣立神宮
タクシーの車窓から見渡すススキの群生に朝霧が降りる阿蘇山麓を越え半時、
見晴らしの良い小高い森の上、巨木が並ぶ参道を歩みて幣立神宮に至る。
月曜日のせいか、それとも僕のように無知であまり知らない神社なのか、
参拝客は2~3人まばらに行きかうだけである。
参拝していると、宮司さんが神前から幣(ぬさ)を持ち立ち寄り、
祓いをしてくれた。
厳かな霊気を感じ、まさに心のふるさとの根源に触れる。
 
「幣立神宮宮司 春木伸哉氏ホームページ」より幣立神宮の由緒を知る。
ここに天孫がご降臨され、神霊がお留まりになられ“カムロギ・カムロミの命”の二柱を祀る聖地の根本神社“高天原・日の宮”、九州の分水嶺に存し神殿の屋根に降る雨は、
東は五ヶ瀬川に注ぎ太平洋へ、西は緑川へ流れインド洋へと通じる。
宇宙の摂理、人類の根源へ思いが馳せる。
樹齢一万五千年と伝えられるヒノキのご神木を拝す。
 
 この地こそ高天原発祥の地といえば、みなさんは驚かれるでしょうか。
 あれは神話の世界の話、大和朝廷が自らの権威付けのために作られた物語にすぎない。ようするに観念上の所産であると思われています。
 しかし、そうした科学的といわれる古代史観を絶対とする視点からは、
 古代の人々の願いや伝承が語り継いできた“真実”はみえてこないのです。
 
 氏の思いに神霊・心霊の世界を垣間見る。
 
 幣立神宮の霊気を携えて高千穂峡に向かう。
 
 
                これより先、九州紀行“高千穂編 三”に続く。