イメージ 1
 新庄駅への往路、国道48号線 関山峠を越えて東根方面に別れる「フルーツ街道」の師走、雪をかすかにかぶった柿は遠くには オレンジの花が咲いたように見えた。
 
イメージ 2
 新庄駅からの復路、瀬見温泉、この向かいには住み人達の憩いの湯場があり、入湯料は200円でした。
 
 
                 師走中
 
     例年に無く公私共に順調に推移する師走中場を感じる。
 
土曜の一日
年二回二日づつ検診と歯のメンテをしていただく事にしている三十年来の掛かりつけの歯科医を、残務を終え午後訪ねる。歯の状態は健全、ブラッシングも行き届いているとのお褒めの言葉に気を良くして受診する。<×××はやめたの、減らしたの>≪いえ、まだです、そろそろと思っているんですが≫<歯を支える歯肉の老化を早め歯ぐきがもたなくなるよ>≪わかりました≫<ずーと維持しようね>
“わかりました”とは言ったものの今のところは難しい。とりあえず気をつけて補っている。
 検診の後書店へ、藪中三十二氏の「国家の命運」を持って、ホテルメトロポリターンのロビーの深々としたソファーで居眠りをしながら読みふける。気が付いたら暗くなっていた。時間は十分にある、光のページェントをめざし定禅寺通りへ向け歩くこと二十分、週末ともあって多くの人でにぎわっている。十七時半の点灯をスタートに分離帯のケヤキ並木の光のアーチの中を駅に向かってゆっくり歩く。仕事ひとすじ男?にはなんとも言えない贅沢なひと時である。
十八時過ぎに福来心理学研究所の忘年会会場に入る、すでに理事長ほか数人が見えていた。
仕事1
 今週は内部監査、竣功検査、安全点検と普段の仕事と変わった様相で混み  合ってる。
 監査日が数日に迫ってきた。広く新しいスペースの私の周りには、三々五々現場から帰ってきた若者たちが集まり、前々日から配した30件ほどの工事諸表の仕分けが再開される。「この件名はばっちりOK」、「受領サインがない」、「工事番号が不明で区分できない」等の声が聞こえてくるが、この調子だと何とかなりそうだと思った。
・仕分けの結果がでた。
「この工事と、この工事と・・・・・は諸表がありません」
≪えっ≫
前もってみんなにそろえておくように言っていた。
注文する膨大な材料はばらばらに入ってくる。納品紙片は散在していまさら探してもないだろう。
≪わかりました≫
・前から言われていたこともあり不安のまま当日の監査に臨む。
<諸表の整合確認は時間も無いので強電1件、弱電1件を指定します>
≪東北通69-・・・が指定されれば万事休す、みんなが痛い思いをする≫
<対象工事件名は東北電69-・・、東北信69-・・の2件、諸表綴りを提出下さい>
監査役の声が天使の声に聞こえた。胸をなでおろす。
こんなスリルとサスペンスは味わいたくない。
現場優先にブレーキとならない仕組みを考えていこう。
 
仕事2
 本竣功検査の検査員はJR設備部長であること二週間程前から知らされてい た。
JR時代同じ鉄道通信系の仕事を通して顔見知りでもある。
OBがしっかりと役割を担っているかを感触することだろう。
現場代理人は図面だけで現場を見ていない。
検査前日の夜に121日で転出した監督員から検査員は通常通り科長である旨を伺う。
・午前の書類検査は無事終え、現地は工事写真で確認したので省略することになた。
≪ありがとうございます≫
いずれにしても現地検査を兼ねて新庄駅とメンテナンスセンターへカレンダーと年末年始の緊急連絡体制表をお持ちし挨拶に伺うことにしていた。
昼食をとり時の縛りを解いてゆったりと一人旅に出向いた。
往路は長女誕生の頃1年ほど住んだ懐かしい作並温泉から雪化粧した関山峠を経由し新庄へ、復路は瀬見温泉、鳴子温泉を経由して帰る。
事故とか不具合で行くのと違い、有形は1本のカレンダーだが、遠路を訪ねるお礼の心が相互に感じてうれしい。
米沢の地酒“最上川”を駅物産展で瀬見温泉百八十年の造り酒屋で“此君”を求む。
会社には18時頃まで帰り残務をこなせばいいだろう。
せみ温泉界隈の人達が利用する流々と湧き出る湯場には先客の翁ひとり、挨拶を交わしゆったりと浸る至福のひと時をいただく。
 
仕事3
 安全点検、5年前に発生した環金トンネル感電死亡事故の対策として開始  された。
 取り組みはすでに形骸化し、多くの作成資料は現場に密着せずにアリバイのために作成するといった「無駄の産物」となっている。これに費やすエネルギーを本来の技術力向上に向けてほしいと機会ある毎に言ってきた。
 しかし「安全」と言う聖域と正面から戦って勝ち目は無い。それは記録優先に偏った物質世界の魔物だからである。このような安全への取り組みでは今後とも事故事象は決して減少していかないだろう。
 ・点検当日
 静かに瞑想し口を開かず一兵卒に化す。アリバイ製品はトラブルなく通過した。
 
思う
 この会社に勤めて10年、すきな事を言い、のびのびと仕事ができたのも、大きな翼下に守られてきたからだとつくづく思う。
 区切りの年を迎える、しっかりと仕事をしよう、男の花道が見えてくる。