忙 
 
◇週末
週末にさしかかる。
“忙中閑”を期待し週中に聴講した講演のお話を書こうとしたが、
及ばず“忙中”に至る。
年度末決算の期日は容赦なく近寄ってくる。
輻輳する三十数件の竣功処理が待ち受けている。
残す二週間、現場と書類作成に取組む若者たちに悲壮感は見えない。
なんとも頼もしい。
“使命感に燃え果敢に取組みそして達成感に酔う”の心意気を感じる。
 
主観としての達成感、そして客観としての個の存在に刺激され
人を生き生きとさせ奮い立たせる。
その中に環境の存在を見逃すことはできない。
 
 
◇週中の朝の出来事
  < ○○長、例の診断、年何回開催すればいいでしょう! >
 ( 上層部で、まだそんな報告を求めてきているの? )
 ( 前回に限らず、あれだけご意見ご提言をしてきたのに )
 ( 現場に回数を問い合わせること事態なんにも理解していない )
 ( やらなくていい )
 
 血がる。
 
◇事の発端 
  安全推進委員会に要望等あればお願いします。
   安全診断の実施時期について現在年4回実施されています。
   回数は年何回が妥当か、開催時期は理由を記載して下さい。        
 
 Q施工管理の厳正実施の施策に実効性が無いとの意見だが、どのように改善し   たら良いか。
 
提言内容の全文
 A.改善の前に、工事・施工管理の厳正実施を目指して指導し、安全診断をとおし て点検していただいております。
 この数年各現場各業種における取り組みの実態を点検してきて、指導される立 場としてどのように受け止めてきたのでしょうか。
 重大事故の防止対策としてスタート時は全件名について画一的に作成を指導さ れ、それについて毎月点検が実施されてきました。
 新たな取組みには苦労が伴う、努力し継続することによって成果が見えてくるも のでしょう。
 部下社員に主旨を話し取組みの努力を促してきました。
 しかしこの作成は時が経つに連れ日々の仕事を圧迫するようになり、作成は主 旨とかけ離れ義務化し出来るだけ労力を少なくする方向に展開してきておりま  す。
 最近は工事件名を1件出させ点検日を設定し準備する期間を設けて点検が実   施されています。
 この施策を進めるためいろいろとやり方を変えて取組もうとしている事、現場が なじまないものを何ゆえに推進しなければならないのか疑問であります。
 本安全指導の施策が現場施工に密着し実効が伴っているのであれば、証として 記録がそれなりにファイリングされ残る残るものです。
 各現場各業種各工事全件名を確認されておられますか。
 今だ定着していないから何年かけても定着するまで強引に手を変え指導するの  でしょうか。
 現場の実態を把握していない机上の指導と言わざるを得ないと切に感じます。
 安全の看板は管理から推進に変わってしばらく経ちました。
 その理念はどこにあるのでしょうか。どのように変わろうとしたのでしょうか。
 現場の目線では到底理解できないものです。
 現場の安全を親身になって考え施そうとする指導が見えない。
現場は、安全施工に関わるぼう大な指導、ルールの中、十分な調査、検討をする時間を惜しんで、当日当夜の作業の組立と施工に全力をげて取組んでいる状況です。
結論として安全診断は不要、毎月の安全会議に出席していただき、現場の実態をつかみ、安全推進上必要な施策を取り上げ指導していただきたい。
 
 ◇思う
 
  しばり
 ・組織、官僚、アリバイ至上のかさの中で動いている。
 
  しばりの中の自由
 ・いつまで何を仕上げなければならないか部下は知っている。
 ・切り口はいろいろあろうが目的は同じである。
 ・切り口はそれぞれの個性、それを生かし組立てていくものである。
 ・それも自由と規律の中で取組んでいる。
 
その中で官僚になれない管理者、指示命令を好まない管理者がいる。
しかしバランス感覚を失ってはいけないと自制する。
 
世の中は難しい。
 くちびるさむしとあきらめるのも生き方だろうが、しかし提言は改善につながっていくものと信じ、微々として継続していくことに意味があると思う。
 
しかし決して急いではいけない。
 湯飲み茶碗に立った茶柱を動かそうとして茶碗を急いで廻しても茶柱はなびかな  い。
 “いい年をして腹を立てるな”と背後様がさとしているようだ。
 
 
◇写真
まもなく来る桜の<rt>が待ち遠しい。開花宣言を量る桜の木を背景に白梅がきれいだ。移りゆく人の心にいつの世も変わらず微笑み痛んだ心をやしてくれる。
一方黄昏の中、かって震えながら上った59mのマイクロ波の鉄塔、今はお役目を果たし当時の威勢はない。
時代の流れ、消え行く存在に一瞬、吾を重ねる。
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