
パソコンが病気
◇プロローグ
パソコンに不具合表示が出て三週間ほどになる。
復旧に何回かチャレンジしたが回復の兆しがない。
公私混同ながらつなぎを会社のパソコンの世話になる。
買い換えて五年になるが使えなくなってその不便さは大きい。
文明の利器も神経が通わないとただのゴミか。
ついに息子へ助け舟を依頼する。
事前に点検フローを会社のパソコンにメールしてもらう。
僕には難解な取り組みに見える。
帰宅し夕食後8時から電話でやり取りし解析に入る。
・・・・・・・
・・・・・・・・・
「おとうさん、もうここまでだね」
「バックアップをとっていないとすると問題だ」
「ソフトが壊れている可能性が大きい」
「とりあえず明日○○君に頼んでみるから」
時間は12時を廻ろうとしている。
親子電話とはいえ4時間も話していたことになる。
◇エピローグ
○○君がパソコンを引き取り、修繕して持ってきた。
息子とよく遊んでいた小学校の頃の面影は浮かばない。
たくましい二児の父親になっている。
わが息子よ、お前も早く結婚して社会に貢献しろ。
パソコンは元の状態に修復した。
ありがとう。
写真
若く向学心に燃えていた四十年ほど前、
会社の帰り良く立ち寄った榴ヶ岡の県立図書館、
今はNPO法人の公的事務所になっている。
その脇に緑鮮やかな樹齢二百年の「サイカチの木」
美しい容姿で行き交う人達を見守っている。