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     さじ加減!

  祖霊祭に祈願書を提出されたが出席できなかった
  方への報告を準備する。
  顕幽相集い滞りなく開催された旨、
  綿貫理事のご講演資料、
  祖霊祭情景として四こまの写真とを、
  すでに準備していた封筒にあて先を書きそろえる。
  夜勤に出かける貴重な時間である。
  残るは神前に供えたお米を小さな袋に入れる作業である。

  夜勤明けの朝食の前、シャワーで身を清め残る作業
  を開始する。
  農耕民族の傑作であるお米の光沢がなんとも美しい。
  スプーン二さじのお米を一つ一つ心を込めて、
  二十一の袋に入れていく。
  全て入れ終わり封筒に入れて封をする。
  これでよし安心、朝食を取り布団へもぐり込む。

  昼食のお呼びがおばあちゃんから聞こえてくる。

  会社に向かう。
 
  封筒をどこの郵便局に持って行こうか。
  会社近辺の郵便局が頭に浮かぶ。
  重さがはっきりしないので量ってもらい、
  こだわりの切手を貼りたいのである。

  何のことはない車窓から、
  土日の閉じている時のイメージが強い
  自宅近くの簡易郵便局が目に入る。

  ここにしよう、
  お客さんは一人しかいない。
  紙袋から封筒を取り出しカウンターに上げる。
  局員が封筒の重さを測り始める。

  「中身はみんなおんなじです」

  一封量り、二封量り、同じ重さである。

  確認に三封目を秤に掛けた。

  《あれ重さが違いますね》

  「あれ」

  どんどん秤に掛けていく、秤のデジタル数字
  が90円と140円が出入りする。

  結局全部量った。

  《???・・・》

  「そうだ神前に供えたお米が入っているんですよ」

  《ニコニコ・・・》

  結局90円が11封、140円が10封となった。
  90円と50円のきれいな切手を選ぶ。

  《こちらの方で貼っておきますよ》

  「すみません、140円の方の宛名をちょっと見せて下さい」

  「ううーん・・・」

  「お米の粒量が違うか」


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  お笑いならぬお笑い、花も微笑んでいる