
水無月、
梅雨入り前の青天がなんともすがすがしい。
朝の澄み切った空、小鳥達のさえずり、草や花や木の葉の香り、
別世界を今朝また訪ねる。
そして今日一日、安らかに、平らかに、清らかに精一杯生きたいと思う。
季節感、
日本列島は西の方から梅雨入りとなる。
六月と言えば入梅、雨のじめじめした日々を思い浮かべる。
草木の生き生きした様は勢いを増し、特に雨に映える紫陽花(あじさい)は
しっとりとした潤いを与えてくれる。
季語、
一方、陰暦六月の異名水無月(みなづき)なる字からは、水の無い月ととれる。
「水無月の土さへ割けて照る日にも」万葉歌にある。
いわゆる季節は夏を歌っている。
一見矛盾しているかに見えるが、矛盾していないのだろう。
そう言えばエコロジーの一環として活躍している「太陽光発電」、まだ一年少し
の実績だが年間をとおして5月・6月が最も発電量が多い。
太陽光パネルが最も多くエネルギーを吸収できる季節と言う。
いずれにしても恵まれた神の国日本、春夏秋冬の季節は廻ってくる。
その時々の季節の良さをしっかり受けとめ活躍してほしいと思う。
写真
緑に彩を添える“ななかまど”の花が美しい