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         神無月の始まり


  ◇ 十月(神無月)

   神々が出雲の大社に集い、諸国に神々が不在になると云う。

   一日様、お水と榊に加え神棚はお神酒が備わる。

   改めて一日を迎えられた事の喜びに感謝する。

   月曜日の一日に始まり早、週末に至る。



     ◇     ◇     ◇


   “もう少しだ”
   “危ないな”
   “動けない 動けそうもない”
   “両手、両足付けててもやっと 留まっている”
   “戻る うーーん難しい”
   “雨が顔に ばしゃばしゃ当たる”
   “どうしよう”
   “どうしようもないこの不安”
   “でも もう少しで手がとどく”
   “手を伸ばす”
   “落ちる”

   “だめだ”


     ◇ ◇     


   “この先 どうなるのだろう 一瞬頭をよぎる”

   “今 落ちているはずだ”

   “気持ちがいい なんとも言いようがない”

   “心地いい”

   “温かくふんわりとした大きなふところに抱かれている”



     ◇ ◇


   「身が砕けるような衝撃が走る」

   現実に戻る。

   薪風呂の煙突の笠が風で飛んでしまった
   雨が入ってくるので取付に行った
   屋根はトタン張りでペンキを塗って間もない
   煙突の高さは5mはあるだろうか
   2階の窓から裸足で渡る
   裸足が一番身膚に敏感だと思った
   雨が流れ落ちる最初の一歩、裸足は滑りそうな気配はした

   後先を考えない無謀そのものである

   従って4mほどの高さから直下地面に至ったようだ

   「動けない、一瞬息が付けない」
   「ばしゃばしゃ当たる雨」
   「このままではいけない」
   「何とか薪風呂へ辿り着き身体を洗う」
   「炎症剤を張ってもらう」
   「無謀さを怒られる」
   
   「身体の痛さ以上に痛い」

   「熱が出る だるい 身体は痛い」
   「明日からの仕事は少なくない」
   「我が家まで150km、運転は無理だ」

   「パートナー様よろしく」

   「無事帰宅する」
   「気分は良くない」
   「晩酌どころの話ではない」


     ◇ ◇

   昼、仕事の帰り整形外科へ行く時間が取れた。
   レントゲンの結果は即でる。

   「うーん 何とも無い、運がいいね」

   一週間分の炎症剤と飲み薬をいただく。
   これで当分団欒の晩酌は御預けだ。

   翌日痛みはうそのように和らぐ。



     ◇     ◇     ◇

  ◇ 振り返る

   9月17日の出来事である。
   昨年10月1日、Xの日記を思い出し、

   今、健在であるこの身を守って下された事に感謝せずにいられない。


   写真
     かって投稿した“ふくろう”物語
     二羽の鳥が仲良く顔を付き合わせているようだ
     “ふくろう” 不苦労
     いらない苦労はかけさせまい