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=Xの日記=


9月30日(土)
Xは、新しくメンバーに加わったY君の遅ればせながらの歓迎会に参加する。
久しぶりのネオン街での宴の会、和やかに盛り上がる。
帰宅は23時を回ったらしいが記憶にはない。

10月1日(日)晴れ
Xは、他人の迷惑をよそに熟睡して目覚めた。
良い天気だ、晴れて休日だ、7時と少し遅くなった。
今年こそはと、かっての夢に期待をふくらませ、計画していた秘密の場所へ向った。

◇       ◇       ◇

平成11年10月16日朝、散策のわき道に“さわもたし”の群生を発見した。
採り切れない。
美味極まりない“きのこ”である。
いったん帰りそそくさと朝食をとり老練な古武士に援軍を頼んだ。
それでも採り切れない。

この“きのこ”の最繁収穫は天候に左右され1週間と短いと古武士から伺う。
今年は三日毎に伺おうとメモにある。

平成12年10月15日     ・・・・・・・   取り入れ時期が遅かった
平成13年10月 8日      ・・・・・・・   取り入れ時期が遅かった
平成14年10月13日     ・・・・・・・   相応に取れた
平成15年10月25日     ・・・・・・・   取り入れ時期が遅かった
平成16年10月 3日・9日・16日 ・・・・・・・ それなりに取れた
平成17年 9月18日 まだ生えていない ・・・ その後行ったが遅かった
平成18年 9月23日     ・・・・・・・   まだ生えていない
平成18年10月 1日     ・・・・・・・  

◇       ◇       ◇
   
  武装して収穫の器、ビニル袋を携えて車で向う。
数年前までは歩いて行った。

  細い山道を登る。
  狭い車道の脇にワゴン車が止まっている。
  職人さんが二~三人で住宅の外抗工事をしている。
勢いをつけワゴン車を避けて登る。

  一瞬、衝撃で3m程跳ね飛ばされる。
  胸が圧迫されたような気がする。 
  何がどうしたかわからない。
一瞬、気が遠くなる。
 
必死で気を取り戻す、とにかく道路から車を移動したい。
何とかエンジンはかかる。
衝撃音で人が集まってくる。
早く車を道路からどかしたい。
職人さんが車を押してくれる。
何とか車を道路外に出した。

車はもう動かない。
運転席ドアを何とか押し開けて車外に出る。

激突したのは1mに満たない低いブロック塀のようだ。
狭い路注意が散漫となり低いブロック塀を見落としたようだ。
幸い対外的な損傷は免れた。
警察沙汰になれば、多分酒気帯び運転で苦悩の日々を、・・・ぞっとする。
細い車道の脇にあったワゴン車はすでに移動して無い。
気は動転したが体はなんともないようだ。
安堵の手が胸ポケットの祝詞にいく。
虚しい気持ちがなんともさびしい、歩いて自宅に戻る。

家内から心配を聞き込んだ娘と救急病院に行く。
あれだけの激突で身体は異常ない。
車はいつもひいきにしているZさんが、日曜日にも関わらずレッカー車で運んでくれた。
ブロック塀の宅へ、そして職人さん達にお礼に伺う。 

◇      ◇      ◇

今日は1日、神なる日と聞かされる。

聞いてたはずだ。

  神への畏敬、出社前に身を清め神棚に灯明をかざし祈念祝詞を拝する。

  1日、職場では一月の無事故に感謝し、ゆく一月の安全を祈願する。

  今ある自分に感謝し愛を施し魂を静かに癒す、区切りの日なのだ。

  未熟なる魂、Xへの警告  ・・・・・  気付け

                       黄昏の夕日

                          Xの日記(悪夢)より