震災ルポ⑩ 燃料難民続く、訂正なしに、あと1週間は続くと(3月26日、土曜朝記述) | アカデミー主宰のブログ

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 震災ルポ⑩ 燃料難民続く、訂正なしに、あと1週間は続くと



 復旧活動が急ピッチで進む中、街全体に活気が戻ってきましたが、相変わらず燃料難民の長い行列が出来ています。知事は、ガソリンが、船で塩釜港に補給できたので、1週間で一般市民にも浸透できると、1週間前に言いました。その1週間目が今日です。


 でも至る所に車の長い行列です。また今日、テレビで知事へのインタビューがありましたが、今日の話では、10日から2週間はかかるだろうと言いました。知事は、1週間前の言葉を訂正することなく、簡単に変更したのです。私は、何と知事の言葉は、軽いのだろう、と思いました。 

そう思った人はたくさんいるはずです。燃料が無くて窮していた時に、知事が1週間で何とかなると言ったので、それに救われ、我慢した人がたくさんいるはずですから。


今日、それが裏切られました。知事の他の言葉、「仮設住宅はいつまで何万個」という言葉も、私には軽く聞こえてしまいました。ある日、突然、訂正することもなく、言い換えてしまうような気がしました。

 

朝食の後、大学のオープンカレッジの方が、燃料を譲ってくれるという連絡を頂いたので、急いで出かけていきました。その話があったので、昨日燃料タンクを預けておいたのですが、早速連絡がきました。名取まで急ぎましたが、燃料難民の長い行列で渋滞ができていました。

やっとのことで燃料をゲット、燃料代を支払って、受け取りました。長い行列に並ばないで、本当に嬉しかったです。



その後、昨日引き取った車の車検証やステッカーができてきたというので、その帰りに店に受け取りに行きました。連絡が入っていたからです。タイムリーで仕事がはかどりました。


家に帰って昼食ですが、少し休んでいたら眠ってしまいました。疲れてはいないはずなのに、横になるといびきをかいてしまうそうです。お手伝いさんがそう言っていました。やはり疲れていたのかも知れないと思いました。 



遅くなって昼食を作りました。今日は純和風な昼食にしました。焼き魚、明太子にサラダ、具沢山味噌汁です。やはりこのような食事が、私は一番落ち着くような気がしました。

昼食後の休みの後、今日は一緒に温泉に出かけました。燃料があるので遠くまでと思いましたが、やはり秋保温泉にしました。旅館の温泉もいいかなと思いましたが、混雑しているようだし、料金も高いので、やはり元湯の共同浴場にしました。混雑していなく、やはり元湯が気持ち良くて正解でした。

秋保温泉への往きも、燃料難民の渋滞に巻き込まれたので、帰りは西道路の仙台直行のルートで帰りました。

今日もお手伝いさんと一緒に行動し、様々な局面で立ち働いてくれました。

帰りはスタジオに寄って、楽器や楽譜を準備してきました。

明日は、津波で流された閖上の朝市が、名取のイオンモール駐車場で開催されるニュースが、新聞に載っていましたので、朝市に出かけてライブを始めようかと考えたからでした。

そこには、「再開広場」も開設されます。これまで安否の分からない人たちに出会えるかも知れないので、楽しみにして出かけていきたいと思います。いよいよライブ活動を始めていきたいと思います。どんなライブ活動になるか、精一杯生の音楽を、人々に届けていきたいと思っています。



このような大変な時期、原発にしても、震災の被害にしても、みんな本当に大変で、苦しんでいます。政治家や行政の立場の方々の言葉を、かたずをのんで注視しています。軽々しい発言はいけません。もし訂正することになったら、きちんと理由を説明し、お詫びしながら訂正しなければなりません。その行為の一挙手一投足を、被災者や住民は見ているのです。本当に一人ひとりの政治家が試されている時なのかも知れません。


人気取りのパフォーマンスは、すぐに化けの皮が剥がれてしますのです。政治家も本当に、人間としての真価を試されている時なのかもしれません。

私は、今の状況だからこそ、一人ひとりの言葉の端々にまで、その真意を感じてしまうのかも知れません。本当に被災者のための政治、原発であれば、地域住民を最大限に重視する視点から出発して欲しいものです。


地域の首長や市長の方々が怒り心頭のような今の状況を、一刻も早く脱却し、解決に向かって施策を講じてほしいものです。

全ての結果や行為は、望むと望まざるに関わらず、必ず政治家や行政の方々の将来への結果の道筋として描かれるのでから。決して軽い言葉で、その場の取りつくろいの発言だけはしないで欲しいと思うのは、私だけでしょうか。

いや全ての市民や被災者がそう思っていることを、肝に銘じてほしいものです。