稲佐の浜で砂を採取して準備万端プンプン

ここから徒歩30分くらい、神迎の道をゆっくりと歩いて、出雲大社に向かいます。

ダラダラとした坂道だったので、行きはタクシーで正解でした。

出雲大社(いづもおおやしろ)

「いづもたいしゃ」ではなく、「いづもおおやしろ」です。

55歳になった2日後に、こちらに参拝しました。

出雲大社に来たどぉ~!

感慨深いです。

こちらの鳥居は勢溜の鳥居です。

一礼して、名前、住所、お願いしたいことを心の中で唱えました。

めちゃくちゃ大きいです。

彫りも深いね。

このあたりで既に興奮度がかなり上がっていますメラメラ

鳥居に一礼をして、参道を歩きます。

全国でも珍しい下り参道になっています。

普通は、本殿に向かって登り坂になっていますが、出雲大社は下り坂です。

理由は、特に分かっていないそうですけどね。

少し歩くと右側にありました。

祓社(はらえのやしろ)

出雲大社に参拝する前にこちらで心身を祓い清めます。

祓戸四柱は、瀬織津比咩神(せおりつひめのかみ)速開都比咩神(はやあきつひめのかみ)気吹戸主神(いぶきどぬしのかみ)速佐須良比咩神(はやさすらひめのかみ)です。

私も日常の生活で溜まっている邪念やストレスをここで祓い清めていただきました。

穢れ(けがれ)だらけだもんねガックリ

さらに参道を歩きます。

何だか、空気が凛としてきた感じがあります。

いよいよです。

松の参道です。

真ん中は神様が歩く道です。

参道を少しはずれた箇所には縁結びの碑がありました。

出雲大社は縁結びの聖地です。

旧暦10月に全国の神様が集まるからです。

10月は神無月と教わりましたが、出雲は神在月になります。

その神様が縁を話し合うという信仰から、縁結びの聖地になりました。

出雲大社に祀られているのは、大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)です。

大国主大神は国造りの神様で、天照大御神に国土を譲りました。

その時建てられたのが出雲大社です。

人と人との見えない結びつきを司ることから、縁結びの神様と呼ばれてきました。

こちらの像も有名ですよね。

ムスビの御神像です。

大国主大神の前に、幸魂(さきみたま)、奇魂(くしみたま)という魂が現れて、その魂をいただく場面だそうです。

日本海の荒波に乗って、幸魂、奇魂はやってきたそうです。

確かに荒波に乗ってる波

案内板を読みましたが、いまいち意味が分かりませんでした。。。

参道が終わり、銅の鳥居をくぐります。

益々、空気が変わりました。

日本人として、出雲大社にお参りできるなんて、感動です。

拝殿

昭和28年に火事で消失、昭和34年に再建されたものです。

こちらの注連縄も大きいですが、最も大きい注連縄はこれではありません、ご注意を。

拝殿でお参りしたら、さらに本殿へ向かいます。

八足門

本殿にはもちろん入ることはできません。

この八足門までです。

ここで、お参りします。

神社では、二礼二拍一礼が普通ですが、出雲大社は違います。

二礼四拍一礼です。

私は土木技術者なので、神社への安全祈願は慣れています。

ゆっくりと礼をして、柏手を打って、深く一礼します。

慣れていない人は、パンパンパンパンって、高速で柏手を打っていましたガーン

それじゃ、神様も驚いちゃうよ。。。

ここは出雲大社、パワハラ上司退散とか万馬券的中とか、不埒なことをお願いしてはいかん。

家族が健康でありますように、お守りくださいお願い

心穏やかにお願いしました。

八足門の前には、3つの円がマークされていました。

何だと思いますか?

昔の古代神殿の柱の跡です。

こんな大きな木を3本もまとめて、ひとつ大きな柱にしていました。

昔の人の技術力ってすごいよね。

本殿の周囲を一周してみましょう。

東西には、長屋のような摂末社がありました。

十九社

旧暦10月に出雲大社に全国から集める八百万の神様はこちらにお泊りになります。

期間としては、1週間ほどです。

結構な混雑になるんだろうか?

御本殿

もちろん御本殿には入れませんが、こちらからお参りできます。

御本殿は南向きに建てられていますが、大国主命は西側を向いて鎮座されています。

なので、御神座正面にあたる西の礼拝所でのお参りを忘れてはいけません。

縁結びは男女の縁だけではありません。

生きとし生けるものが共に豊かに栄えていくための貴い結びつきのことを意味しています。

毎日、色々なご縁で生かしていただいていることに感謝しました。

神楽殿

日本最大級、出雲大社最大の注連縄はこちらです。

遠くから見ても、かなりの大迫力です。

近づいてみると、大きさが分かります。

でけぇ~、しかもみっちりしている~びっくり

長さ13m、重さ5.2トンもあります。

注連縄を支えている柱や梁も巨大でした。

いいものを見させていただきましたラブ

素鵞社(そがのやしろ)

素戔嗚尊(すさのおのみこと)は、天照大神の弟です。

でも、乱暴なので、天上界から追放されましたえーん

出雲に天下り、ヤマタノオロチを退治して、櫛名田姫と結婚して、出雲の国を開きました。

その素戔嗚尊を祀っているため、出雲の隠れた最大のパワースポットになっています。

こちらの稲佐の浜で採取した砂の出番です。

リュックサックから取り出して準備OK

社の軒下の木箱にあるこちらの砂と交換します。

乾いた砂を採取した砂より、少量だけいただいて帰ります。

スコップが置いてありました。

欲張ってはいけないので、ほんのちょっとだけいただきました。

いただいた砂は自宅に持ち帰ります。

自宅の四方に撒くことで厄除けになります。

自宅、家族をお守りください、よろしくお願いします。

 

素鵞社でこんなことがありました。

どこかの老人の団体がこの砂を大量に持ち帰ろうとしていました。

家庭用ゴミ袋に入れていました。

重過ぎて持ち上がらない様子を見て、若いご夫婦が小学生のお子さんに「ああいう強欲な大人になったらダメだよ。神様は全部見ているよ」と言っていて、思わず頷いちゃいました。

それを聞いたその老人の団体は、さすがに恥ずかしかったみたいで、その砂を木箱に返却しました。

返すんかよ。。。

 

長年の夢、出雲大社に参拝できました!!