仙台市、富谷市、利府町にまたがる443haの県民の森、中央記念館に立ち寄りました。入口にはミストが降り注いでおり、気づかずに通り、カメラを持っていたのでちょっと焦りました。

 侵略的外来種ワースト100に上げられている「ツヤハダゴマダラカミキリ」の展示がありました。宮城県を北限として東北地方から中国地方で見つかっており、ニレ、カツラ、ヤナギ、トチノキ、カエデやサクラなどの広葉樹を食い荒らします。

 「ゼットン」のモチーフ、在来種の「ゴマダラカミキリ」にそっくりですが、体全体にツヤがあり「ツルツル」しています。在来種には表面に凹凸があり「ブツブツ」で、質感の違いで見分けられます。

 食害にも特徴があり、木の下の葉は青々としているのに、木の上は葉は無くなり枯れていること、木の幹や枝に直径1cmのまん丸の穴を開けることなどです。日本に侵入して間もない今を逃さず、木々や森林を守るため、成虫や被害木を見つけたら連絡してほしいと呼びかけています。現在では完全な駆除はできないとのことで、木を伐採するしかなく、早期発見のため、多くの人たちが協力していくことが必要だと感じました。

 周辺を散策しようと思いましたが、やはり暑いので、別の機会に古民家や洋館のあるエリアにも行ってみようと思います。