『仙台猫56匹SOS』大切なご報告とご支援のお願い。 | 仙台猫56匹SOS

仙台猫56匹SOS

仙台在住のボランティアが病に倒れ、緊急で保護した56匹の猫達を守り繋いでいく為に仙台の猫ボランティア達が集い立ち上げた『仙台猫56匹SOS』のブログです。

今日は、ご支援並びに応援いただいている皆さまに、大切なご報告をさせていただきます。

また、メンバー皆で必死に悩み、このご報告をさせて頂いた上で、改めて56にゃんずへのご支援を、呼びかけさせて頂きたいと思い、このブログを書いています。

とても長いブログ記事になってしまいますが、どうか最後までお読み頂けますと幸いです。





8月の終わりに56にゃんずを保護した時から、体がちいさくて、いつも熱っぽくて鼻や舌が白くて、皆で心配していた子がいました。


32番のレナちゃんです。


KさんのSNSの投稿を遡ると、レナちゃんは昨年の春頃に子猫で保護されたようで、その時点でも『なかなか大きくならなくて心配』という記載もあったのですが、私たちが保護した時点でも、2歳近くになる筈なのに、体重は2kg程しかありませんでした。


何度も通院をして色々な検査や治療もしていましたが、不調の原因が確定出来なくて、日々のお世話当番があれこれと試し、気に入るおやつを探したり、調子が更に落ちれば補液や強制給餌をしたり、という日が続いていました。


ようやく少し調子が上がり、未避妊だったレナちゃんに、やっと避妊手術をしてあげられたので、ホルモンバランスが安定して、もう少し調子が上がってくれたら…と思っていたのに、先日からまた調子が落ちて、今までの検査に加えて、更に踏み込んだ検査をしてみたところ、リンパや内臓に腫れや異変が生じていて、血液検査でも予想したくなかった項目にも異常値が出てしまい、確定診断は出来ないまでも、限りなくドライタイプのFIPの可能性が高いと診断をされました。



メンバーも皆それぞれが自身の活動もしており、それぞれの考え方を持っている中で、日本国内では未承認薬ですが、現実的に大きな効果を発揮しているMUTIANという新薬を、レナちゃんに投与すべきかどうなのか。に関して、何度も何度も話し合いを重ねました。


投与するならばとても高額な薬代になると分かっていても、せっかく連れ出せたのに、という想いや、命尽きることなく幸せを見つけてあげたい、という想いが、どうしてもメンバーの心から消せませんでした。


そして、たまたまメンバーの1人が、自身の保護猫に使って寛解した後に残ったMUTIANを持っていました。


当時、購入した時には、割引もあったり、レートも今よりは低かったので、今、購入出来る値段よりもお安く入手できることも追い風となり、3件の病院でご相談をした上で、レナちゃんにMUTIANの投与を始めました。




そしてレナちゃんにMUTIANの投与を始めた次の週、お昼のお世話当番だったうしまるさんが、37番のルイくんの異変に気がついて、夜のお世話当番だった近藤さんに引き継いで、近藤さんが更に腹部の膨満に気付き、ゴンママさんが急遽深夜に救急病院に走ってくれました。





そうしたらルイくんは微量の腹水が溜まり始めていて、血液検査の結果も、懸念されることが大いにあったので、翌日かかりつけの病院で追加の検査をしたら、こちらは確定的なウェットタイプのFIPだとの診断がなされました。


まさかの結果に、誰も言葉がありませんでしたが、レナちゃんには投与して、ルイくんには投与しないという選択をすることなんて出来なかったので、レナちゃんと併せて、ルイくんにもMUTIANの投与を始めています。


MUTIANは投与時は空腹でなければならなくて、投与後1時間は食事をさせられなかったり、吐き戻しの有無も確認しなければならないなどの制約が多いので、今レナちゃんとルイくんは預かりさん宅でケアをしています。

FIPの急性期は9日から2週間と言われています。 

レナちゃんもルイくんも、今、その急性期の真っ最中ですが、レナちゃんは、低空飛行ながら、毎日しっかりとお薬を飲んで、おやつもご飯も食べてのんびりと過ごしていて、

ルイくんは投与から3日程で、見て分かる程に元気を取り戻し、毎食ご飯を完食していると報告が来ています。

投与することを選択して本当に良かったと、メンバー全員が思っています。


クラウドファンディングでも、直接口座へのご支援も、たくさんのご支援を頂いたからこそ、このような選択が出来ましたが、更に苦しいご報告をしなければなりません。


こうしてMUTIANの投与をして、元気になってきているルイくんの、1度目のウィルス検査では陰性だったのに、2度目のウィルス検査の結果、猫白血病の陽性反応が出てしまいました…。


ルイくんは、私たちが保護した時点で、Kさんに保護されてから2ヶ月ちょっとでしたが、隔離部屋とKさんが呼んでいた部屋で、ケージから出てフリーになっていたことが確認出来ています。


その部屋には他に白血病キャリアやダブルキャリアの子たちが、フリーで過ごしていましたが、ルイくんは未去勢だったので、喧嘩が起きての感染だったのかもしれません…。


信じたくありませんでしたが、受け入れるしかないこの検査結果を見て、皆、やるせない悲しさに言葉を失いました…。


でも、少なくとも投与を始めてからの顔つきが、元気いっぱいのルイくんに戻ったことを、せめて今は喜びたいとは思っています。


だからこそ、ルイくんにもMUTIANの投与を始めたことに、後悔の気持ちはありません。


ですが、現実的に他にも前回の譲渡会でご縁を掴んだ筈の16番のポーくんも、1回目の検査では猫エイズだけが陽性だったのに、2度目の検査では白血病偽陽性の結果が出てしまい、まだ全頭の結果が出ていませんが、皆、とてつもなく大きな不安を抱えています。



56にゃんず55匹のうち、里親さんに迎えられた27番のグレくんと亡くなってしまったたまきくんとひなちゃん以外の52匹のうち、現時点でお声をかけて頂いているのは7匹で、近日中にダブルキャリアのぶっちゃんとチーちゃんが、お引き受けくださるボランティアさんの元へ移動致しますが、それ以外の43匹の猫たちには、先の見通しがまだ立っておりません。


保護しているハウスの期間を延長してお借りするにしても、低空飛行の子たちもたくさん居て、この先まだたくさんの医療費なども必要です。


先日クラウドファンディングのご支援金を受け取らせて頂きましたので、本日、2度目の医療費の支払いなどをして来ることが出来ましたが、未精算の預かりさんの医療費などもお支払いをした上で、明後日には最新の収支もご報告させて頂きますが、現在ご支援の残高は250万円を割っています。


ここからレナちゃんとルイくんのMUTIANを、先日各10日分を購入させて頂きましたが、この先あと90万円程が必要となります。



先の見通せない中で、手を抜かずに56にゃんずの健康を取り戻し、1匹でも多く未来へと繋がる道を探して行くために、どうか引き続きのご支援をお願いしたいのです。


額面だけを見れば、とてもたくさんのご支援金が残っていると思われるかもしれませんが、52匹の猫たちで按分したら、1匹辺り5万円に満たないことになるんです。


これだけのご支援を頂いておきながら、更なるお願いで大変恐縮ではありますが、頑張っている56にゃんずの為に、どうぞ引き続きのご支援をお願いしたく、伏してお願い致します。


どの子も皆、本当に可愛い猫たちです。


でも、私たちだけの力では、56にゃんずを守り続けることは出来ません。


私たちももっともっとしっかりと56にゃんずの魅力をお伝えして幸せへと繋いで行けるように、そして皆にしっかりと健康を取り戻せるように、頑張って参りますので、どうぞ皆さまのお力を、少しずつでも分けて頂けますよう、心よりお願い申し上げます。


仙台猫56匹SOS メンバー一同


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名義 56にゃん応援団(ゴロニャンオウエンダン)

 

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口座番号 3856256

名義 56にゃん応援団(ゴロニャンオウエンダン)


どうぞ宜しくお願い致します!!