遺産の分割が難しいのが自宅です。  動画にもあるように長男が自宅を全部相続して,他の相続人に現金を支払うものです。

 

 では,その自宅の評価額はどうすればいいのでしょうか。建物は固定資産税評価額として・・・・土地は路線価×面積でざっくりと算定して,預貯金・保険と自宅の土地建物のスタンダードなサラリーマン家庭だったら相続税申告額が算定できます。

 

 相続人が仮に長男・次男・長女・次女の4人でまずは相続税基礎控除を算定します。

 

 法定相続人が4人の場合、相続税基礎控除額は、3,000万円 + (600万円 × 4人) = 5,400万円です。

最初にやることは,土地建物の相続評価額については相続税申告不要範囲(正味の遺産総額≦基礎控除額)かどうかざっくりと計算する事です。

 

 これが相続税申告必要と判断されれば,専門家に相談したほうが無難です。 それでも申告不要かどうか。疑問なときには,費用をかけずに税理士会の無料相談会などに実際の計算式を持って行って相談するといいと思います。

 

 こういった代償分割する場合は「遺産分割協議書」に分割して支払う金額や支払い方法を明記します。