政府の陰謀が隠されているのが「繰下げ年金受給がお得ですよ!!」という宣伝文句です。
年金をもらう時期は各人が決めなければなりません。 もちろん繰り上げ受給した人は「生活保護受給者」よりも年金額が低いことを我慢して・・・・さらに働く必要があるかもです。
60歳での年金繰上げ受給のメリットとデメリットをお話しします。
60歳で年金繰り上げ受給のメリット
60歳から年金を受給できる「年金繰り上げ受給」には、以下のようなメリットがあります。
1. 早めに年金を受け取れる
これが一番のメリットと言えるでしょう。65歳まで待たずに、60歳から年金を受け取ることができます。
2. 老後の生活資金を確保できる
60歳で退職した場合、65歳まで収入がないという状況になりえます。年金繰り上げ受給をすることで、老後の生活資金を確保することができます。
3. 健康なうちに好きなことができる
60歳代の比較的健康なうちに、旅行や趣味など、好きなことを楽しむことができます。
4. 早めに配偶者に年金を渡せる
夫婦共働きで、妻が60歳で退職する場合、夫が65歳まで働いていると、妻は5年間年金を受け取ることができません。しかし、妻が年金繰り上げ受給をすることで、60歳から年金を受け取ることができます。
5. 早めに納税できる
年金は、受け取った時点で課税されます。年金繰り上げ受給をすることで、早めの納税が可能になり、節税につながる可能性があります。
60歳で年金繰り上げ受給のデメリット
一方、60歳で年金繰り上げ受給には、以下のようなデメリットもあります。
1. 受け取れる年金額が減る
年金繰り上げ受給をする場合、受け取れる年金額が減額されます。減額率は、繰り上げる月数によって異なり、最大で約50%減ります。
2. 将来的に生活費が不足する可能性がある
年金額が減るため、将来的な生活費が不足する可能性があります。特に、長生きする場合は注意が必要です。
3. 再就職が難しくなる
年金を受給していると、社会保険に加入できなくなるため、再就職が難しくなる場合があります。
4. 早めに亡くなった場合、損をする
65歳まで待たずに亡くなった場合、受け取れる年金の総額が減ってしまう可能性があります。
60歳で年金繰り上げ受給をするべきか?
60歳で年金繰り上げ受給をするべきかどうかは、個人の状況によって異なります。
以下のような場合は、年金繰り上げ受給を検討する価値があるかもしれません。
- 60歳で退職する予定である
- 老後の生活資金に不安がある
- 健康なうちに好きなことを楽しみたい
- 早めに配偶者に年金を渡したい
- 早めに納税したい
一方、以下のような場合は、年金繰り上げ受給を慎重に検討する必要があります。
- 長生きする可能性が高い
- 将来的に生活費が不足する可能性がある
- 再就職を考えている