こんにちは。仙台院藤井です。

今日はがん治療の最新情報をお届けします。

 

免疫チェックポイント阻害薬の長期予後に関する話題です。

抗PD-1抗体「キイトルーダ」(一般名=ペムブロリズマブ)の臨床試験データの解析結果から、進行性悪性黒色腫に関する長期生存率の改善が確認されました。

解析したのは臨床第3相(P3)試験のKEYNOTE-006試験と、さまざまな進行がんを対象としたKEYNOTE-001試験(P1b試験)の悪性黒色腫患者に関するデータです。

006試験でキイトルーダによる2年間の治療を完遂した患者を20.3カ月(中央値)フォローアップした結果、86%の患者が無増悪との結果がでました。また、001試験の55カ月(同)のフォローアップでは、推定5年全生存率は全患者で34%、前治療のない患者で41%と、いずれも予後改善を示しました。

免疫チェックポイント阻害薬によって長期生存率の改善を示すデータが、今後発表される見通しです。

 

がん治療は日々めまぐるしく進化・進歩していきます。

国内外に限らず、がん治療に関する最新情報をいち早く取り入れ、皆様にお伝えしていきます。

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