林真理子著「成熟スイッチ」を読みました
日本大学理事長就任後に書かれ、エッセイ集のような内容で楽しく読みました
あらすじ
昨日とは少し違う自分になる「成熟スイッチ」はすぐそこにある――。
ベストセラー『野心のすすめ』から9年、人気作家が成熟世代におくる待望の人生論新書。
日大理事長就任、「老い」との近づき方など、自身の成熟の現在地を明かしながら、
「人間関係の心得」「世間を渡る作法」ほか四つの成熟のテーマについて綴っていく。
先輩・後輩世代とのつき合い方、自分の株が上がる「お礼」の方法、
会話を面白くする「毒」の入れ方など、著者ならではの成熟テクニックが詰まった一冊!
(出版社より)
感想
ハヤシさんはおもしろいエッセイを書く女性作家(女流作家ではない)として覚えていましたが小説8050を読んでからはシリアスなことも書く作家
日本大学理事長に就任したと聞いてからはお年の割には「あちこち手を広げる活発なおばちゃん」(良い意味と取って下さい)という印象です
自分の身にとってそんなに得は無いのに余生を過ごすにはスゴすぎと思いました
前理事長のように大金儲けできそうも無いのに良く引き受けてくれたと感心しました
表題に書いたように「昭和のおばさん」そのものですね
マナーには厳しく若い女性達は一歩構えてお話ししなければいけないような感じがします
ただ昭和の良いところはハヤシさんのエッセイ(この本も含んで)に学ばなければなりません
知らなければ恥をかくし、自分の子供までマナーの知らない子と思われてしまいます
こんな本を書く女性作家は少なくなりました
読んで損は無いですし、世の中を見る目を広げる機会にもなります
お薦め度
★★★★☆(4点)
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