【魚をとるのは、どこの猫でも同じ】 | 東北発!ゼロからわかる仏教教室

東北発!ゼロからわかる仏教教室

「なんのために生きるのか?」
東日本大震災後、もっとも多く寄せられたこの問いにハッキリ答えられているのが、仏教です。

仙台を中心に、東北各地で、初めての方にも分かる仏教教室を開催。
誰でも気軽に学べる場として好評です。

【魚をとるのは、どこの猫でも同じ】


--------------------


主人が帰宅した。






妻が裏口で、棒を持って構えている。




「おまえ、そこで、なにしている」





「あら、おかえり。私、いま腹がたってしかたがないの」




「いったい、どうしたんだ」





「今日ね。あなたの好きなハマチ、千五百円もだしてよ、買ったの。それをマナ板の上においたとき、ご飯が炊きあがったので、火を弱めて、ひょいと後ろを向いたらあなた、アノ盗人猫めが、魚をくわえて床下に逃げこむじゃないの。いくら呼んでも、目を光らせて、うなってばかり。私、くやしくて、くやしくて」





「よしよしわかった。ところで一度、静かに考えてみようじゃないか。猫は主人がハマチが好きで、千五百円も出して買ったの知っていただろうか」





「そんなこと、猫が、知るもんですが」




「では魚をとるのは、ウチの猫だけか」




「そりゃ、どこの猫でもとりますわよ」




「そんな猫に魚をとられる主婦は、賢いのか、ばかなのか。もしこの事件を仏さまが裁判なされたら、訴訟費用は原告の、おまえが持たねばなるまい」





「もういいわ。私、猫をたたきません」




「イヤ、たたけ、たたけ」




「でも、猫が悪くないもの」




「どちらが悪いか」




「私が悪かったのよ」




「それじゃ、お前の頭をたたいておけ」




猫が魚をとるのは開闢以来のことなのだ。






“腹をたて苦しむのは、いつでも、己が正しいと思うのが原因である”


~「光に向かって」より~




「怒り」については、ほぼ毎月一回は仏教講座で詳しく話をしています。



怒らない人はありませんが、心がけが変われば、解決する「怒り」ばかりと思います。



何が自分を怒らせているのか?

心を沈めて反省する時間や場があればよいのですが…


ぜひ、仏法を聞きにきて頂きたいと思います(^^)



**************


📚講座お申し込み、通信講座(動画)のお問い合わせ等は、下記ホームページ、アドレスから受付をしております。



【ホームページ】

    http://sendai.japan-buddhism.com/

【アドレス】

    s.naganawa.0204@gmail.com


📚どうぞお気軽にお問い合わせください。 お待ちしております(*^^*)