【腹と、手足などとの争い~お互いの役割、立場を尊重してこそ、力が発揮される~】
------------------------------------------------------------
「働かずに、偉そうにしているやつがいるぞ」
体の中の、目、耳、鼻、舌、手、足が、そろって腹の悪口を言いだしました。
「我々は、毎日、それぞれの任務を一生懸命に果たしている。ところが、腹というやつは、何もせずに、体の真ん中に居座っているじゃないか。実に、けしからん。今後、腹の言うことに従わないようにしよう」
と、話がまとまったのです。
彼らは、そろってストライキを決行しました。
足は台所へ歩いていこうとしません。
手は食べ物を口に運ぼうとしません。
やがて、おなかがグーグー鳴りだしました。
腹が苦しんでいるのを見て、
「いい気味だ」
と、皆、笑っていました。
しかし、日がたつにつれて、事情が変わってきたのです。
目はボーッとかすんできます。
耳も遠くなってきました。
手も足も、力が入らず、だるくてしかたがありません。
体が倒れそうになって初めて、手や足は自分たちの誤りに気づいたのです。
「我々が、元気に働くことができたのは、腹が、毎日、栄養を送ってくれていたからだ。外見でけで判断していた自分たちが間違っていたんだ。もう仲直りしよう」
どんな役目であっても、各器官が、忠実に任務を実行してこそ、健康が保てるのです。
これは、人間の体においてだけでなく、家庭でも、会社でも、あらゆる組織において、同じことがいえます。
お互いの役割、立場を尊重し、協力し合うことが大切なのです。
-----------------------------------------------------------
☘周囲に感謝し、協力する協調性の大切さを知らされるばかりです。
自分に出来ることは何かを常に考えて、努力したいと思います(^^)
---------------------------------------------------------
📕「イソップ物語」は、子供向けに作られた話ではありません。
本当は、大人へ向けた、生き方のアドバイスだったのです。
作者とされるイソップは、2500年前の人で、ギリシャの奴隷であったといわれています。
弱い立場にあった彼は、動物を使った例え話を作って、メッセージを発信していたのです。
------------------------------------------------------------
📚ゼロからわかる仏教教室の講座お申し込み、通信講座(動画)のお問い合わせ等は、下記ホームページ、アドレスから受付をしております。
【ホームページ】
http://sendai.japan-buddhism.com/
【アドレス】
📚どうぞお気軽にお問い合わせください。 お待ちしております(*^^*)