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🌸朝日新聞・文化の扉(2月19日)

 

 

「展覧会の新世界へ」

 

 

文・作家 原田マハさん

 

 

“一期一会 魔法のスパイス”

 

 

【内容】

 

 

展覧会は一期一会。場所が変わると違って見えます。東京で見たモネ展を巡回先の福岡でも見ました。

 

 

福岡は珍しい大雪で、なんとかたどり着いた会場に雪の朝を描いたモネの風景画がありました。

 

 

妻を亡くし凍っていた彼の心も雪解けを迎える。雪の日に見たからこそモネの気持ちがわかった。会場までのプロセスで受け止めが変わります。

 

 

長編小説「暗幕のゲルニカ」(新潮社)で主人公のキュレーター(学芸員)に、現実にはできない企画に挑戦させました。

 

 

妄想の展覧会は小説家の特権です。キュレーターの視点とコレクターのまなざしを感じるのが優れた展覧会だと思う。

 

 

展覧会は人生を豊かにする魔法のスパイス。私の小説が美術館につながる扉となるよう願っています。

 

 

【一言】

 

 

(^o^)同じモネの風景画が大雪の福岡の会場では、東京と違って見えた。

 

 

(^o^)これこそが美術館まで足を運び、絵と対峙(たいじ)する醍醐味だと思います。

 

 

(^o^)もしかしたら訪れる日や季節によって、展示されている絵画の主役も代わるのかもしれませんね。