できれば8月いっぱいは何とかもってくれないかと思っていた瓢箪ですが、葉が枯れ蔓が枯れ、立派な形の良い瓢箪がとうとう自然落下をしました。雌花が咲いて人工授粉をしてから45日目です。暑い日が続き、日照時間も長かったので完熟するのが早かったのかもしれません。実の硬さもカンカチなので、先日の実験のような事にはならないと思います。一つ落ちると次から次へと枯れた蔓から実が外れ、今日は6個の瓢箪にドリルで穴を開け、田んぼの土を少し入れて水に浸けました。ドリルは5ミリから初め、6mm,7mm,8mmと順に大きくしていきます。これは最初から大きな穴を開けようとすると口に欠けが生じたり、穴が中心位置からずれたりするからです。田んぼの土を少し入れるのは中でバクテリアが繁殖し、早く中の腐食が進むからです。このようにして1週間から2週間かけて中身をドロドロの状態にし、細い口穴から中身を出しますが、種がなかなか巧く出てくれません。水をいれ振り出して種を少し出す・・・これを延々と続け最後の種が出終わったら陰干しです。完全に乾いたら僕の場合は胡桃油を1ヶ月毎日塗りこんで紫外線に当てながら艶が出てくるまで磨き続けます。秋の楽しみは瓢箪磨き!!これもまたなかなか楽しいものです。